令和元年12月定例月議会 11月29日
◯3番(いとうひろし議員) おはようございます。
本年も国内において、大嘗祭、奉告祭と無事にとり行われました。大嘗祭とは、古来から歴代天皇が即位後に臨む、最重要儀式とされていました。
本市においても、令和3年には市制50周年を迎えることができます。これもひとえに先人たちのおかげと感謝する次第であります。そんな先人たちが暮らした、養ってきたこの豊明は、今ここにいる我々と市民が担っており、さらなる市民との連携、発展、継承をと考えているわけであります。
では、議長の指名により、通告に従い一般質問をさせていただきます。
文化財の保護、管理について。
市内の文化財等の保存には、多くのボランティアの方々に支えられて維持されており、大変感謝しております。文化財は次世代へ歴史継承する大切な宝であると考えます。
そこで、現在、唐竹小学校内に開設している豊明市歴史民俗資料室と、保有する文化財等について、以下の質問をいたします。
1番、文化財資料等の保管場所はどこか。
2番、保管している数は何点ぐらいあるのでしょうか。
3番、年々ふえる資料の保管場所をふやす考えはあるのか。
4番、唐竹小学校に1つの倉庫で管理するようにできないか。
5番、豊明市歴史民俗資料室が手狭ではないか。
6番、市史編さん室ではどのような作業をしているか。
7番、資料等の管理体制は十分なのか。
8番、学芸員等の専門職員の配置をしているのか。
9番、市制50周年に向けて、市史の発行について。
10番、アーカイブズ事業への取り組みについて。
11番はちょっと取り消します。
続きまして、市制50周年記念事業についてでございます。
豊明市は、令和3年度に市制50周年を迎えます。過去には、地域で受け継いだ伝統文化を大切にし、健康長寿のまち、住みたいまち、暮らしやすいまち豊明を目指す中で、40周年、45周年と事業を行ってまいりました。
子どもから大人までみんなで参加できるスポーツ、各地域・各団体の連携、文化の伝承をより強くするために伝統的祭り、祭り事への市民参加による行事を50周年の節目に行うべきであると考え、以下の質問をいたします。
1番、本市では、50周年事業として計画をお持ちですか。
2番、市内のおはやし、山車を集結し、太鼓をたたいたり、地域の祭り事は可能ですか。
3番、市内外からも要望の多いマラソン大会を実施することは可能ですか。
以上でございます。
以上で一般質問を終わり……。
◯議長(三浦桂司議員) 壇上での。
◯3番(いとうひろし議員) 終わります。
◯議長(三浦桂司議員) 壇上での。
◯3番(いとうひろし議員) 壇上での。済みません。
◯議長(三浦桂司議員) 答弁願います。
小浮市長。
◯市長(小浮正典君) 私からは先に、大きな2つ目の御質問の項目、市制50周年記念事業についての最初の、本市では50周年事業として計画を持っているか、そこの部分について、基本的な考えを申し上げます。
50周年事業の計画は、実はわざと持ち合わせておりません。大きな方針として、市民の皆様から上がってきた提案で、かつ多くの市民が参加できる、そういった事業を50周年事業として幾つかやっていきたいというふうな方針です。そういったことで、計画を持ち合わせない状態、つまり、我々が市役所のほうから市民の皆さんに提案するのではなくて、市民の皆さんから提案が上がってくるのを待っている、そういった状態でございますので、計画をわざと持たないようにしております。
一方で、幾つか既に市民の皆様、多くの皆様から上がってきてる事業がありますので、そういったことについては、既に準備に入ってる事業もございます。また、一部の市民しか参加できないような事業、例えば式典、そういったものは会場も限られてしまうので、そういったことでは式典はやる予定はありません。これは、実は45周年事業についても式典はやっておりません。そういった方針でございます。
あとは、各事業で既に、もう準備が入っていることについては、各部長からお答えいたします。
以上です。
◯議長(三浦桂司議員) ほかに答弁ありませんか。
伊藤健康福祉部長。
◯健康福祉部長(伊藤正弘君) それでは、続きまして、今の関連でございます。
50周年の記念事業の関係で、健康福祉部より回答申し上げます。
市制50周年記念のボッチャ市長杯の開催をすべく、検討を進めているところでございます。
ボッチャ大会でございますが、障がい者の社会参加及び健常者との交流促進を図るため、昨年度より障がい者団体委託で開催をしておりまして、昨年度、3回開催、延べで347人の御参加をいただいてます。今年度は2回開催をしておりまして、延べで285人の参加と、大変好評をいただいております。
令和2年度には、パラリンピック開催に合わせまして、障がい者、健常者を問わず広く楽しめるスポーツとして、一層地域に広まると期待をしています。その翌年となる市制50周年には、さらに多くの市民の皆様に御参加いただきたいというふうに考えておるところでございます。
以上です。
◯議長(三浦桂司議員) 馬場市民生活部長。
◯市民生活部長(馬場秀樹君) それでは、関連いたしまして、市内50周年記念事業のうちから、2)市内のおはやし、山車を集結しの部分についてお答えさせていただきます。
市制40周年の折には、豊明秋まつり実行委員会から提案をいただきまして、市内のおはやしや太鼓の保存会等に呼びかけをいたしまして、市制40周年記念豊明まつりのオープニングといたしまして、近隣市町のゆるキャラや、桜花学園大学、市内のダンスグループ等と一緒に総合福祉会館駐車場から市役所第2駐車場までのパレードを行い、その後、第2駐車場にておはやしや太鼓を披露していただきました。
市制50周年につきましても、周年事業にかかわる1つとして検討していきたいと思います。
以上です。
◯議長(三浦桂司議員) ほかに。
小串教育部長。
◯教育部長(小串真美君) 続きまして、教育部より、まず、市制50周年記念事業についてお答えをいたします。
教育部では、3)で御質問いただいていますマラソン大会と、あと、客席と一体となれるような、コンサートのようなものができないか、今検討に入っている状況でございます。
それから戻りまして、大きな1項目めの文化財等の保護、管理についてから10点について、順次お答えいたします。
まず、1点目の文化財資料等の保管場所についてでございますが、主に市史編さん室及び唐竹小学校にあります歴史民俗資料室に保管をしております。
続いて、2点目の保管している点数でございますが、民具のほか、資料等を含めますと、約2万4,000点程度となります。
次に、3点目、年々ふえる資料の保管場所をふやす考えについてでございますが、唐竹小学校跡施設に移転する際に、資料の保管場所も当然必要となりますので、資料の精選を行うとともに、関係部署と協議を進めながら、御質問いただきました保管場所増設の必要性も含め、検討してまいりたいと考えております。
次に、4点目の唐竹小学校に1つの倉庫で管理するようにできないかという御質問でございますが、統合後の唐竹小学校跡施設にも、文化財の展示スペースを設けていく予定をしております。そういった面からも、1つの倉庫で保管することが可能であれば、展示物の入れかえ等の面からも効率的であると考えています。
しかしながら、跡施設は文化財関係でなく、子育て等の分野の拠点施設ともなる予定ですので、施設全体の利用のあり方を検討していく中で、御提言いただきました件についても検討してまいりたいと考えております。
次に、5点目の豊明市歴史民俗資料室が手狭ではないかという御質問でございますが、資料室には市史の基礎となる貴重な資料が多数保管されておりまして、若干の手狭さは感じておりますが、限られたスペースの中で整理をしながら管理を行っております。
次に、6点目の市史編さん室の、作業ということでございますが、文化財等市史に関する資料の管理や整理、市史に関する問い合わせへの対応、市史の販売等を行っております。
次に、7点目の資料等の管理体制は十分なのかという御質問です。現在、文化財が保管されている部屋には、室内の温度や湿度を調整する機能は有しておりませんので、管理体制としては不十分かもしれませんが、定期的な燻蒸や通気等で対応をしております。
次に、8点目の学芸員等の専門職員の配置についてでございますが、現在は非常勤の社会教育指導員と事務員を各1名配置しておりまして、学芸員等の専門職員は配置をしておりません。
次に、9点目ですが、現時点におきまして、市制50周年に向けた市史の発行は考えておりません。
最後、10点目、アーカイブズ事業でございますが、現在、限られた人員の中で管理運営を行っておりますので、アーカイブズ事業につきましては取り組んでいない状況でございます。
終わります。
◯議長(三浦桂司議員) 一通り答弁は終わりました。
再質問がありましたら、挙手を願います。
いとうひろし議員。
◯3番(いとうひろし議員) たくさんの御答弁ありがとうございます。
50周年事業ですが、以前、中京競馬場を拠点に豊明シティマラソンを開催していたと思いますが、休止したのは学校や公共施設の耐震を優先するということで聞いております。今後、豊明シティマラソンを開催するとなると、またこのような規模になるんでしょうか、お尋ねいたします。
◯議長(三浦桂司議員) 答弁願います。
小串教育部長。
◯教育部長(小串真美君) このたびのマラソンは、あくまでも50周年記念ということで考えておりまして、以前の豊明マラソンのような、一部公道を使用したような、そういった規模のマラソンは考えておりません。
終わります。
◯議長(三浦桂司議員) いとうひろし議員。
◯3番(いとうひろし議員) 先ほど市長がおっしゃってられたように、マラソンは本当に小さい子どもから年をとられた方まで、多くの幅広い年齢層の方に参加していただくことができます。ですから、ぜひこのマラソン大会を周年事業として開催していただきたいと思っております。
そのシティマラソンが休止になってから、勅使池などで「チョコっと」マラソンなどを自主的にやってもらってる団体もあるとは思いますけど、そういった方たちの力をおかりしながら、ぜひシティマラソンを周年行事の事業として取り組んでいただければ、みんなも、市内外の方からも喜んでいただけるんじゃないかと思いまして提案させていただきました。
◯議長(三浦桂司議員) 続けてお願いします。
◯3番(いとうひろし議員) はい。続きまして、文化財のほうです。
申しわけございません。もう一点、はやし、山車のことがありました。周年事業でね。済みません。
先ほど言われたように、15年ほどぐらい前ですかね、40周年なり、文化会館でやったときと、勤労会館でやったときがあると思うんですけども、勤労会館に豊明の各地域の山車が集結して、それぞれ地域の祭りばやしを順番にたたきながら、市役所の前の道路を200メートル練り歩きました。文化、伝承を受け継いだ祭りばやしは、非常に華やかで、地域ごとに特色もあり、感動した覚えがあります。
今回、私が提案したのは、市制50周年で祭りばやし、沓掛の棒の手、大脇の梯子獅子、舘のみこしを含めて、市内の山車や祭り事を集結させ、市内外に披露し、豊明の祭りここにありというものを披露させていただきたいと思います。地域のきずなを深め、関心を持ってもらうことも目的の1つです。
資金的にはそれほど必要ないとは思いますが、やはり遠方から引いてくるとなると、安全面や、交通規制なり、交通整理も必要です。また、前回のようにパネルトラックで運ぶとなると、山車等の運搬費用も心配です。
周年事業は予算があるので1年以上前から企画しないといけませんので、今回提案させていただきました。予算が絡むので今後のこととなりますが、運搬費や交通安全などの心配をせずに、山車を持っておられる地区と祭り事の地区との協議をお願いしたいと思います。
そして、文化財のほうの再質問に入ります。
先日、沖縄のほうで首里城の火災がありました。豊明の資料室の消火設備にはどのようなものがあるか教えてください。また、その保管倉庫の設備も教えてください。
◯議長(三浦桂司議員) 答弁願います。
小串教育部長。
◯教育部長(小串真美君) 先ほど申し上げました唐竹小学校内の収蔵庫につきましては、廊下側に消火器、各室内に熱感知機が設置されています。
なお、収蔵庫として利用している坂部防災倉庫には、消火器等の消防設備は設置されておりません。
終わります。
◯議長(三浦桂司議員) いとうひろし議員。
◯3番(いとうひろし議員) 先ほどの保管している点数は2万4,000点ぐらいだということでお聞きしましたけれども、豊明市内の遺跡等で出土しました出土品は資料室には少なく、なぜ愛知県の文化財保護センターにあるのか教えください。
◯議長(三浦桂司議員) 答弁願います。
小串教育部長。
◯教育部長(小串真美君) 愛知県の埋蔵文化財調査センター、こちらのほうの費用で発掘を行っているものにつきましては、その出土した遺物はセンター側で保管されているということでございます。
あと、出土した遺物は財団法人の埋蔵文化財センター、これは今申し上げました調査センターとは別の組織になりますが、そちらのほうが記録報告書として取りまとめて、県埋蔵文化財調査センターのほうで公開するための展示を行っているという状況でございます。
終わります。
◯議長(三浦桂司議員) いとうひろし議員。
◯3番(いとうひろし議員) じゃ、その県に預けてある出土品等を豊明市内に持ってきて、資料室等で展示することは可能でしょうか、お聞きします。
◯議長(三浦桂司議員) 答弁願います。
小串教育部長。
◯教育部長(小串真美君) 出土した遺物につきましては、今申し上げました財団法人文化財調査センターのほうが展示を行っているわけなんですけれども、この遺物の譲与につきましては、当該遺跡で出土した全遺物がその譲与の対象となるということでございまして、一部の譲与はできないというふうに伺っております。
今御質問にありました特定のものの展示ということでございますが、そういった場合は借用という形になりますが、これ、1年更新ということで可能だというふうに伺っております。
終わります。
◯議長(三浦桂司議員) いとうひろし議員。
◯3番(いとうひろし議員) あと、文化財の今保管している場所が今5カ所ぐらいあると思うんですが、これが少し場所が狭まるという話を聞いてるんですね。豊明市歴史民俗資料室も唐竹小学校の今の場所から別の棟へ引っ越しされて、そこも場所が少なくなる。今2万4,000点ある資料のうち、そういった出土品や何かもまたこちらに借りるのは、借りてきて展示をしようとすると、この資料室だけでは手狭ではないでしょうか、お尋ねします。
◯議長(三浦桂司議員) 答弁願います。
小串教育部長。
◯教育部長(小串真美君) 先ほども答弁させていただきましたが、若干の手狭さは感じておりますが、今回も移設、移動に当たりまして、特に歴史民俗資料のほうは文化財とはちょっと違いまして、例えば、同じようなものが幾つかあれば、1つに絞るだとか、豊明以外でも出てくるようなものであれば、ちょっと思い切って精選するという形で、一定程度、整理する中で、うまく展示、収蔵できるように検討してまいりたいと思います。
終わります。
◯議長(三浦桂司議員) いとうひろし議員。
◯3番(いとうひろし議員) 市の編さん室では、市史の発行とか、そういったことをやっておられると聞きましたけれども、学芸員が定期的に回って指導していただく指導とか、いろんな、教えていただくことは可能なんでしょうか、お聞きします。
◯議長(三浦桂司議員) 答弁願います。
小串教育部長。
◯教育部長(小串真美君) 先ほど学芸員は市史編さん室のほうには置いてないというふうに答弁させていただきましたが、生涯学習課の職員で、今1名、学芸員の資格を持っている者がおりますので、彼が定期的に市史編さん室のほうに伺って、少し指導をしているという状況でございます。
終わります。
◯議長(三浦桂司議員) いとうひろし議員。
◯3番(いとうひろし議員) 倉庫があちらこちらにあって、歴史民俗資料室が唐竹小学校にあるということで、いろいろ運搬とか資料の入れかえなんかも大変だと思うんですけれども、たくさんある倉庫を、先ほど言いましたように、1つの倉庫にまとめて、唐竹小学校の一部に持ってきたほうが移動も楽だし、移動時の破損も少ないと思うんですけど、そういったお考えはないでしょうか、お聞きします。
◯議長(三浦桂司議員) 答弁願います。
小串教育部長。
◯教育部長(小串真美君) 今回の唐竹小学校跡施設のほうに、新たな資料室をということで、先ほど議員もおっしゃられましたが、今の予定ですと、南側にある棟のほうへ少し引っ越しをさせていただいて、唐竹小学校施設内としては、面積を少しふやす形になります。
あと、今の予定ですが、外にある倉庫の一部も収蔵として使わせていただける段取りで今進んでおりますので、大物につきましては防災倉庫の中ということは少し残ると思いますが、可能な限り1カ所に集めて、先ほど申し上げましたように、展示する際にうまく入れかえたりとか、燻蒸等を、一括でできるように検討してまいりたいと思います。
終わります。
◯議長(三浦桂司議員) いとうひろし議員。
◯3番(いとうひろし議員) この地域において、どこも資料館というのが建っております。国定文化財戦人塚や桶狭間古戦場のある本市において、なぜ資料館が開設できないのかお尋ねします。
◯議長(三浦桂司議員) 答弁願います。
小串教育部長。
◯教育部長(小串真美君) なかなか私どもの人口規模というか、身の丈に合ったということになるかと思うんですが、このたび、唐竹小学校跡施設に予定しております新たな資料室、これを資料館と捉えて、リニューアルしていきたいなと思います。
終わります。
◯議長(三浦桂司議員) いとうひろし議員。
◯3番(いとうひろし議員) 先日、国道1号線を走っておりますと、有松の歩道橋に大きな看板が取りつけられておりました。そこには何と、桶狭間古戦場公園左折1キロとありました。当然、反対側にも同じような看板がありました。
行ってみると、整備された公園があり、銅像もあり、首洗いの泉とか、馬つなぎの杜松、桶狭間の戦いを再現したジオラマもあり、義元公のお墓までもありました。少し離れたところにも七ツ塚があったりしております。
前後の五軒屋の歩道橋に戦人塚公園の看板を取りつけるお考えはないでしょうか、お尋ねいたします。
◯議長(三浦桂司議員) 答弁願います。
宇佐見経済建設部長。
◯経済建設部長(宇佐見恭裕君) 国道1号にかかる五軒屋の歩道橋の管理は、名古屋国道事務所が行っております。看板の設置には、国道事務所への占用申請と許可が必要となります。
国道1号の観光案内看板3カ所を昨年撤去したという事実、ございます。これは、常に交通量も多く、落下等の危険性を考えた結果でございます。
一方で、戦人塚へ上る上り坂の途中に大きな看板や、周辺の電柱に巻き看板を設置して、史跡への案内は引き続き努めております。
このような機運もありまして、現時点では設置をする考えはございません。
以上です。
◯議長(三浦桂司議員) いとうひろし議員。
◯3番(いとうひろし議員) ありがとうございます。
あと、その前後の戦人塚公園から下に下がる昔の赤道が残っております。この道を下がっていくと途中に井戸があり、民間の店舗駐車場のフェンスに突き当たります。その民間の店舗の方は、観光や集会場の利用の方に限ってはとめていただいてもいいですよということを伺っております。
この井戸も、例えば、お清め井戸として生かしつつ、この道を再現して戦人塚公園への観光ルートにできると、観光力も上がり、地域の方にも喜ばれると思うんですが、お考えをお願いします。
◯議長(三浦桂司議員) 答弁願います。
宇佐見経済建設部長。
◯経済建設部長(宇佐見恭裕君) こちらのお話、以前にも観光用の通路の確保ということで、地元の方から御要望がありまして、検討した経緯はございます。
その際に調査をした結果、延長が7メートルで、高さが3.7メートルありまして、勾配が52.9%の階段勾配となります。幅員も、1メートルと狭く、道路工事用の手引にある基準を満たすことができないため、お断りをしたという経緯がございます。
観光面や地域での利便性は十分理解をしておりますけども、行きどまりの道路となってしまうことも含めまして、現在のところ、整備をする考えはございません。
以上です。
◯議長(三浦桂司議員) いとうひろし議員。
◯3番(いとうひろし議員) 郷土の歴史や伝統文化は、やっぱりまちの財産であり、宝物であります。また、豊明の歴史文化財等は、深い郷土愛を持って、多くの方々に大事に守られて支えられております。
豊明には国の指定文化財が2点、県の指定文化財も2点、市の文化財が18点、計22点ございます。この文化財や古文書等を保存や継承していくには地域の努力だけでは難しく、行政の後押しが不可欠だと感じております。
郷土の歴史や伝統文化を次世代に継承できる仕組みを考えなくてはいけません。我々の生まれた昭和も遠くの時代になり、市史の編さん事業は大事な資料となることは間違いありません。この事業はまちを大切に思うと同時に、後世へ引き継がなければならないです。市の状況もよくわかりますが、しかし、このままだと、文化財のポジションは後回しにされ、この後10年後も20年後も変わらないと思います。
先日、図書館のところで展示があり、安藤孝三氏の飛行機の羽根が展示されておりました。いつ、誰が持ってきたかとか、今までどこにあったのかとか、何で今出るのか、これも文化財の保管倉庫がきちっと整理されていて、大きなところで見やすくなっていれば、安藤孝三氏のその羽根ももっと早い時期に展示室に展示させることができたんじゃないでしょうか。そういったことを考えて、今後の資料室のあり方を考えていってもらいたいと思います。
以上で、質問、終わります。
◯議長(三浦桂司議員) これにて3番 いとうひろし議員の一般質問を終わります。