令和元年6月定例月会 6月6日

◯3番(いとうひろし議員) 議長の御指名を受けましたので、壇上にて一般質問させていただきます。
 令和元年となり、はや1カ月が過ぎました。北海道では、5月の観測史上最高気温となる39.5度を記録しました。また、全国各地でも、35度以上の猛暑日が観測されました。地球温暖化に伴う気象現象は、発生する災害に私たちは常に備えなくてはなりません。6月に入り、いよいよ梅雨のシーズンを迎えます。平成12年の東海大豪雨を教訓として、安心・安全のまちづくりをさらに進めたいと思います。
 では、質問内容に入ります。
 まず、コスモス児童館の対策についてお伺いいたします。
 核家族化が進む中、市内において最多の児童数を抱える中央小学校区のコスモス児童館を利用している児童が年々増加しております。この4月より、定員をはるかに超える151名が通っております。保護者より相談があり見学に伺ったところ、満員の混雑状態でした。
 学校から児童館に向かうには、交通量の多い市道を通っていかなくてはならず、安全の面で大変心配です。また、お迎えの時間帯も、交通事故が心配です。そして、ほかの児童館にも似たような状況があるのか、教えてもらいたいです。
 豊明市は、子どもたちが暮らしやすいまちを目指していると聞いております。このような状態のままでよいのか、お尋ねいたします。
 子どもたちが安全に、健全に過ごせるよう、早急に改善をお願いいたします。また、ほかの問題点等あれば、お教え願いたいです。
 最後に1点、コスモス児童館内において、いじめや虐待等の報告はあるでしょうか。お尋ねいたします。
 2点目は、災害時における動物の救護活動と避難行動についてお伺いいたします。
 犬や猫などのペットを飼い、家族の一員として暮らす方がふえています。大規模災害が起きた場合には、飼い主がペットを連れて避難所等に避難することが想定されます。そのためには、飼い主の日ごろからの心構えと備えが重要であるとともに、行政としての啓発、準備が必要と考えております。
 環境省が平成30年3月に、災害対策ガイドラインが作成され、人とペットの災害対策時について記述されており、全国自治体等に周知されているはずだと思います。課題もあると思いますが、本市においての現状の取り組みについてお聞きいたします。
 災害時の動物の救護活動、避難行動を考えることは、アレルギーのある避難者や動物を苦手とする人のすみ分けをする意味でも、しっかりと準備し、啓発していくことが重要と考えております。これは、動物の避難を考えるという視点からではなく、人間のための大事な避難行動と確信しております。
 豊明では、動物防災のマニュアルづくりや、DIG訓練の取り組みなどをしていくのか、また、今後の啓発の方法をお尋ねいたします。
 以上で、壇上での質問を終わります。

◯議長(三浦桂司議員) 答弁願います。
 伊藤健康福祉部長。

◯健康福祉部長(伊藤正弘君) それでは、健康福祉部より答弁をさせていただきます。
 まず初めにですが、児童館と児童クラブについて御説明をさせていただきたいと思います。
 まず、児童館です。児童館は、健全な遊びを通しまして、子どもの心身の健康を増進し、子どもの生活の安定や子どもの発達を援助していく施設でございます。児童館の利用の対象者でございますが、18歳未満の児童及び保護者となります。開館時間内は、児童館については自由に利用することができます。特に午前中でございますが、幼児の親子が利用をしていただいております。
 一方、本題の児童クラブでございますが、就労などによりまして放課後等に保護者が家庭にいない小学生の児童を対象に、児童館や学校内の教室などにおきまして、遊びや生活の場を確保し、児童の健全育成を図ることを目的として実施させていただいております。
 市内に児童館は8館ございまして、児童館の中で児童クラブを実施している児童館は6館ございます。あと、小学校の中で児童クラブを実施しているところは3カ所ございます。
 児童クラブの利用者でございますが、年々増加しております。平成30年度の4月1日の利用登録者でございますが、644人、平成30年度は644人の利用登録でございます。これが平成31年度4月でございますと712人ということで、68名の利用登録の増となっております。平成31年度の4月1日時点で、2つの児童クラブで待機児童がいる状態というふうになっております。
 議員御指摘のとおり、コスモス児童館でございます。コスモス児童館の児童クラブの利用人数は大変多く、お迎え時間は駐車場内が混み合う状況で、職員等が誘導等することもございます。児童館、児童クラブでの利用者の安全・安心の確保は重要な課題であるというふうに考えております。
 児童クラブにつきましては、国は、放課後児童クラブ運営に関する基準、放課後児童クラブ運営指針を示しております。本市におきましても、豊明市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例を制定させていただいておりまして、児童クラブの施設的な最低基準を定めまして、利用者の方々が心身ともに健やかに育成されることを保障することを目的として進めております。
 市といたしましては、児童クラブの待機児童の存在と児童館の活用は、重要な施策課題というふうに感じております。また、施設の老朽化でありますとか、一方、児童館の一般利用者の利用の活性化なども引き続いての課題というふうに認識しております。
 なお、御質問の中で、最後のほうにございましたコスモス児童館内でのいじめや虐待等の報告は今のところ受けておりません。
 以上で終わります。

◯議長(三浦桂司議員) 馬場市民生活部長。

◯市民生活部長(馬場秀樹君) それでは、議員からお尋ね、2点目の災害時における動物の救護活動と避難行動について答弁をさせていただきます。
 大規模災害時には、多くの被災者が長期にわたり避難生活を送ることになります。被災者の中には、犬や猫などのペットを飼っている人や飼っていない人もいますが、同じ被災者として、ともに災害を乗り越えられることが必要となってまいります。
 発災時に飼い主とペットがともに避難できた場合でも、避難所では、動物が苦手な人やアレルギーの方を含む多くの避難者が共同生活を送るため、一緒に避難したペットの取り扱いに苦慮することがないように、適切な対応がとれることが必要となってまいります。
 議員が言われますように、アレルギーのある避難者や動物を苦手とする人とのすみ分けの準備や、理解を得るための啓発が重要であると考えております。
 本市では、お尋ねいただきました動物災害のマニュアルは作成はしてはおりません。また、避難所運営は、避難所開設直後から生じる業務であり、避難所を開設する職員が避難所運営訓練を行うことは、平時の備えとして非常に有効であるため、昨年度から、避難所開設職員と自主防災理事と一緒にHUG訓練を開催し、また、本年度は、災害図上訓練、DIG訓練を合同で実施をしておる次第でございます。
 以上で答弁を終わります。

◯議長(三浦桂司議員) 一通り答弁は終わりました。
 再質問がありましたら挙手を願います。
 いとうひろし議員。

◯3番(いとうひろし議員) 私は、今から20年前、中央小学校に子どもを通わせておりました。そのころは、児童数が800名を超えていた記憶があります。そのころの児童館は、今ほど通う児童も少なく、混雑しているイメージは全くありませんでした。お迎えのときも混雑もありませんでした。実際に私が車で送り迎えをやっていたもんですから、よく記憶しております。
 しかし、現在、児童数は753名と、当時よりも児童数は減っているにもかかわらず、児童館へ通う児童が大幅にふえている現状にとても驚いております。保護者とともに児童館へ通う未就児児童もふえてきており、待機児童もいると聞いております。核家族化が進み、両親共働きの家庭がふえたことと推測はできます。今後も少子化が進み、学校の児童が減ったとしても、児童館へ通う児童は当分減らないのではないかと思っておりますが、担当部署の方はどのように思っているのか、ふえていくのか、減っていくのか、お考えを質問します。

◯議長(三浦桂司議員) 答弁願います。
 伊藤健康福祉部長。

◯健康福祉部長(伊藤正弘君) コスモス児童クラブの平成31年度の4月1日生まれの方の利用でございますが、中央小学校の1年生は123人おみえです。このうち、児童クラブのほうには52名の方が登録されています。1年前の平成30年度で見ますと、このときの4月の1年生は121名いましたが、クラブの登録者は46名でございました。パーセントでいいますと38%が42%に初めから登録されていると、1年生のうち、ということで、もう4割を超える子どもたちが最初から児童クラブに登録をされて小学校生活を開始するという状況が現状ということになっておりますので、議員の御指摘のとおり、以前より人数が減っているけども、クラブ登録者がふえていくという実情がございます。
 今、御指摘のとおりでございまして、生活環境とか就労環境の変化が大変ニーズを大きくしているのかなというふうに担当としては認識をしておりまして、今後もしばらくは児童クラブの利用希望者は増加するものと、そういうふうに見込んでおります。
 以上です。

◯議長(三浦桂司議員) いとうひろし議員。

◯3番(いとうひろし議員) 確認でございますが、放課後子ども教室と放課後児童クラブの主な違いをお尋ねいたします。

◯議長(三浦桂司議員) 答弁願います。
 伊藤健康福祉部長。

◯健康福祉部長(伊藤正弘君) 先ほどの冒頭のほうで、児童館と児童クラブというところを少し整理させていただきましたが、同じお子様が活動されるところで、今、御指摘のような放課後子ども教室という活動の場面がございます。
 今、御確認いただきましたので、放課後子ども教室について御説明をさせていただきますと、小学校に就学をしている児童を対象に、地域の社会の中で児童の安全で健やかな居場所づくりということと、次世代を担う人材育成を図るために、学習、文化、運動など体験活動を行っているというものでございます。こちらは、教育委員会の生涯学習課のほうが担当させていただいておる事業になります。
 一方、このたびの本題の健康福祉部の児童クラブのほうでございますが、小学校に就学している児童で、同じでございますが、その保護者の就労などによりまして、昼間家庭にいない児童を対象に、授業の終了後に適切な遊びであるとか、生活の場として健全育成を図るという意図で活動しておるものでございます。
 以上です。

◯議長(三浦桂司議員) いとうひろし議員。

◯3番(いとうひろし議員) 現在、コスモス児童館においては、1年生から5年生まで151名が登録されていると聞いておりますけれども、一体何人まで登録また入館できるのでしょうか。お尋ねいたします。

◯議長(三浦桂司議員) 答弁願います。
 伊藤健康福祉部長。

◯健康福祉部長(伊藤正弘君) 児童クラブでございますが、先ほどの基準を定める条例というものの中で、児童クラブの専用面積というのは、お子様1人につきおおむね1.65平方メートル以上確保することというふうにさせていただいております。コスモス児童クラブの定員は、そこからいいますと140名という形になります。定員につきましては、1日の利用人数ということでありますが、児童クラブの利用には週4日以上の利用が必要な児童が対象ということになっておりまして、各児童クラブは、実際には定員より多く登録をさせていただいております。
 議員御指摘のとおり、140名の定員に対しまして、コスモスは現在151名登録をしていただいているということでございまして、登録者全員が同時に滞留するということは実質的にはないという部分を考慮しまして、できる限りの受け入れをするという趣旨で151名までの登録という形で運営させていただいております。
 以上です。

◯議長(三浦桂司議員) いとうひろし議員。

◯3番(いとうひろし議員) 中央小学校からコスモス児童館まで、歩道を歩く児童に車が突っ込む事故が最近ありました。大津市のほうであった痛ましい事故であります。
 本市の通学路は、安全確保はどうなんでしょうか。お尋ねいたします。

◯議長(三浦桂司議員) 答弁願います。
 小串教育部長。

◯教育部長(小串真美君) 通学路の安全確保につきましては、PTAだとか学校、それから、地域のスクールボランティアの方々によって定期的な点検を行っております。あと、年に2回でございますが、会議体をもって、お互い情報交換をして、さらに安全向上に努めているような、そんな状況でございます。
 終わります。

◯議長(三浦桂司議員) いとうひろし議員。

◯3番(いとうひろし議員) そこでなんですけども、やはり学校の中に児童館があるのが望ましいんではないかと私は思っております。
 放課後子ども教室と放課後児童クラブが、今後は一体のほうが運営上よいと思うのですが、中央小学校の教室、空き教室等を活用することは可能でしょうか。お尋ねいたします。

◯議長(三浦桂司議員) 答弁願います。
 小串教育部長。

◯教育部長(小串真美君) 健康福祉部からは、やはり子どもの安全を考慮した学校内での実施の要望を受けております。実際に校内での実施に向けて検討している学校もございます。
 ただ、中央小学校は現在、議員からもありましたとおり、750人を超える生徒が在籍しておりまして、特別支援クラスを含めると、クラス数としては26クラスございます。単純に平均すると学年当たり4.3クラスということで、児童数もですけど、クラス数も最も大きい学校と、多い学校ということになっております。
 で、校舎のほうなんですが、平成18年、27年に増築をさせていただいておりますが、それでも、ほかの学校では要している学年室だとか、そういったものが義務教育側でも用意できないような状況になっておりますので、現在、そういった教室、余裕教室を提供できるような状況にはないということで御理解いただきたいと思います。
 終わります。

◯議長(三浦桂司議員) いとうひろし議員。

◯3番(いとうひろし議員) 空き教室がなく、そういった活動の場がとれないということだったんですけども、一時的にも中央小学校の校内にプレハブなり何か、建屋を建てることはどうなんでしょうか。お尋ねいたします。

◯議長(三浦桂司議員) 答弁願います。
 小串教育部長。

◯教育部長(小串真美君) 現在、中央小学校は、先ほども答弁させていただいたとおり、放課後児童クラブをコスモス児童館、私どものほうで行っております放課後子ども教室、これは地域の御理解をいただいて、今、中島集会所を利用して実施をさせていただいております。
 先ほど申し上げましたとおり、中央小学校は、児童数が多く、受け入れを考えると、プレハブ校舎の規模だとか、用意する教室数、そういったものも相当な規模になりまして、敷地の面積だとか、あと、建設への、プレハブといっても予算が相当かかると思われますので、現段階では、学区内の他の公共施設の活用など、まずは既存資源の活用を考えていきたいと思っております。
 終わります。

◯議長(三浦桂司議員) いとうひろし議員。

◯3番(いとうひろし議員) ありがとうございます。
 コスモス児童館への、あと、お迎えの時間なんですけども、どの御家庭もそうだと思うんですけど、17時から18時、この時間が大変お迎えが集中して、車が混雑状態になるという状況が続いております。近くには信号のない交差点の横にもあり、児童館がね、危険であるという認識のほうはどうでしょうか。お尋ねいたします。

◯議長(三浦桂司議員) 答弁願います。
 伊藤健康福祉部長。

◯健康福祉部長(伊藤正弘君) 今、議員御指摘いただきましたとおりでございまして、コスモス児童館の駐車場の構造につきましては、これについても課題を認識しております。大変混雑をしておりますので、これは対応が必要なことであるというふうで、検討したいというふうに考えております。
 いずれにしましても、子どもが一番だということで運営をさせていただいておりますので、喫緊の課題である待機の解消ということを早期に進めるとともに、施設も含めまして、最適な体制を持続的に整えることを施策の方向性として進めていきたいというふうには考えております。
 以上です。

◯議長(三浦桂司議員) いとうひろし議員。

◯3番(いとうひろし議員) 豊明は子育てしやすいまちにするのが私のスローガンでもあります。市長も全ての市民が輝ける豊明市へとうたわれており、この現状をどうしたらよいかと思われますか。市長のほう、よろしく答弁お願いします。

◯議長(三浦桂司議員) 答弁願います。
 小浮市長。

◯市長(小浮正典君) 中央小学校に限らず、他校でも、この放課後児童クラブのキャパシティーをオーバーした事情が明らかにある学校区があります。そういった地域と小学校区については、来年度に向けて、施設として、放課後児童クラブの機能としての施設ですけども、それを拡充する方向、それは、市の当局の内部でそういった方向で進めたいといったことは幹部の中で合意は得ております。
 ただですね、保護者の皆様方から、それを御理解いただいて、それでよいといった合意を得てから最終的な意思決定になってまいります。まだ、そこの段階まで進めておりません。そこまで進められると、議員の皆様にも説明差し上げて、当然ながら予算が必要になってくる話でもございますので、議会の皆様と議論して、合意を得て、来年度に向けては拡充できる体制をとってまいりたいと考えております。
 以上です。

◯議長(三浦桂司議員) いとうひろし議員。

◯3番(いとうひろし議員) ありがとうございます。
 子どもたちの教育環境の改善をすれば、ますます豊明に住みたいと思える方がふえると思いますし、この議論がコスモス児童館運営上、有意義なものになることを期待しまして、一刻も早い対応をお願いして、次の質問に入らさせていただきます。
 ペットの同行避難訓練の実施及び予定等はございますでしょうか。お尋ねいたします。

◯議長(三浦桂司議員) 答弁願います。
 馬場市民生活部長。

◯市民生活部長(馬場秀樹君) 昨年の市の防災訓練は、自助、共助を主眼に置きまして、地域住民の方が主体となって避難所運営訓練を実施させていただきました。
 本年度は11月に予定をしておりますが、総合防災訓練は公助をメーンに総合防災訓練を本市と災害協定を締結している事業者様のほうと、物資の搬入訓練、また、消防機関等による救助訓練など、さまざまな訓練を実施する予定でございます。
 ペットとともに訓練を実施するのであれば、市が行うそういう大規模な訓練というよりは、地域の防災訓練で行っていくのが一番よい方法ではないかなと考えます。市としては、地域の防災訓練や防災講話では、ペットとの避難訓練の実施について紹介、案内をさせていただいております。地域の皆さんの理解を得ながら実施できるようにしていきたいと考えます。
 以上です。

◯議長(三浦桂司議員) いとうひろし議員。

◯3番(いとうひろし議員) ペットの避難場所や飼育方法、そういった等のルール等はございますでしょうか。お尋ねいたします。

◯議長(三浦桂司議員) 答弁願います。
 馬場市民生活部長。

◯市民生活部長(馬場秀樹君) ペットの避難場所につきましては、市内12カ所の小中学校及び豊明高校の体育館が指定避難所となっております。飼い主の方とペットが学校に避難されてきた場合は、避難者の方々と同じ体育館の中で避難することはできないルールとなっております。避難者の方々で組織する避難所運営委員会、そちらのほうでペットの避難場所を決めていただくことになると思われます。皆さんの合意を得て決められた場所、例えば校庭の一角等がペットの避難場所となります。
 しかし、いざとなって、避難所運営委員会のほうでペットの避難場所を決めようとしましても、なかなか決めることができないということ、そちらのほうも想定をされます。あらかじめ避難所ごとにペットの避難場所を示しておくように検討させていただきます。
 また、避難所での飼育方法の細かいルールは現在のところはございません。避難所の全体のルールでは、ペットは避難所利用者の理解と協力のもと、飼い主が責任を持って飼育してくださいと飼い主への注意、お願い文を避難所に掲示をしてまいります。こちらにつきましても、マニュアルに避難所でのペットの飼育ルールを盛り込むように検討させていただきます。
 以上です。

◯議長(三浦桂司議員) いとうひろし議員。

◯3番(いとうひろし議員) そういった避難所にペットが入ったときのペットの登録台帳や、同行避難手帳というのが県のほうから示されておりますけれども、そういったものを作成することは考えておられるでしょうか。お尋ねします。

◯議長(三浦桂司議員) 答弁願います。
 宇佐見経済建設部長。

◯経済建設部長(宇佐見恭裕君) 地域防災計画におきまして、ペットの管理責任は飼育者にございまして、避難所においてペットの登録台帳を作成することとなっております。
 現状、どこの避難所に誰が避難をするのかわからない状態で、避難所に個人情報を含む登録台帳の写しを備えておくことは、個人情報の漏えいのリスクもあり、適当ではないと考えております。
 なお、環境省も飼い主の皆さんが犬の特徴がわかる写真つきの情報をふだんから防災グッズと一緒に保管するように推奨しております。準備できないまま避難されたペットの飼い主の方が、避難所で記入できるような用紙を用意しておくことは重要だとは考えております。
 環境課といたしましては、動物病院にペットに関する防災対策パンフレットを設置していただいておりまして、待ち時間に見ていただけるようにお願いをしております。
 また、集合注射や犬のしつけ方教室など機会を捉えて、周知に努めてまいりたいというふうに考えおります。
 以上です。

◯議長(三浦桂司議員) いとうひろし議員。

◯3番(いとうひろし議員) そういった各自治体の防災担当や飼い主様への動物防災の教室とか、そういう講習だとか、講演会だとか、そういったことを開催することは考えておられるでしょうか。お尋ねいたします。

◯議長(三浦桂司議員) 答弁願います。
 宇佐見経済建設部長。

◯経済建設部長(宇佐見恭裕君) 今、環境課のほうでは、現在もペットの犬のしつけ方教室というのは毎年実施をさせていただいておるところでございます。そこで、じゃ、防災のというような話には、なかなか今、つながっておりませんが、犬を連れて歩くときには十分に注意してほしいということで、毎年実施をしておるところでございます。
 あと、地域防災計画のほうで、原則、避難所へのペットの受け入れは可能というふうにしておるんですが、避難者同士の理解が得れない場合が非常に多いというふうに考えられます。避難所には、動物が嫌いな方、それから、動物アレルギーを持つ人、それから、幼い子どもなど、さまざまな人が避難されてまいります。ふん尿などのトラブルが起こりやすくなるため、ふだんから飼い主さんにはしつけが必要かなというふうに感じております。
 先ほどの回答とも重複させていただきますが、動物病院にパンフレット等を設置していただきまして、犬のしつけ方の大切さを十分に周知してまいりたいなと思っております。
 また、受け入れ側の地域における防災訓練等で、避難訓練時にペットの受け入れに関する内容も盛り込んでいただくことが非常に効果が高いのかなというふうにも考えております。
 以上です。

◯議長(三浦桂司議員) いとうひろし議員。

◯3番(いとうひろし議員) 豊明市内、12の小中学校と1つの公立高校、こちらの敷地の一部を動物の避難、一部をね、地帯として準備しているということだったんですけど、具体的にそういう場所等やなんかは、もう少し具体的には決めることができませんでしょうか。お尋ねいたします。

◯議長(三浦桂司議員) 答弁願います。
 馬場市民生活部長。

◯市民生活部長(馬場秀樹君) 今、議員の言われるように、市内にある小中学校で動物避難地帯というのを決めてしまうことは、避難所にとってペットの飼い方、運用に差が出てしまう部分も若干考えられるため、余り好ましくないのではないのかなとも考えます。よって、現在、避難所運営委員会で、学校敷地内でペットの避難場所を決めるので、そういった事前に配布ですとか、そういったことというのはできないと考えております。
 以上です。

◯議長(三浦桂司議員) いとうひろし議員。

◯3番(いとうひろし議員) そういった配布ができないということであれば、ペットの防災マニュアルみたいなものを作成することは可能でしょうか。お尋ねします。

◯議長(三浦桂司議員) 答弁願います。
 馬場市民生活部長。

◯市民生活部長(馬場秀樹君) 先ほどから御質問いただいております避難者の方がペットを連れて避難するという部分も当然想定はされますので、そのあたりというのは研究をしてまいりたいと、そのように考えております。
 以上です。

◯議長(三浦桂司議員) いとうひろし議員。

◯3番(いとうひろし議員) 豊明市内には登録件数4,736頭の犬が登録してあると聞いております。5,000頭近い犬が飼育されており、6軒に1軒は飼育しているという現状ですが、猫を含めますと相当数に当たります。ぜひとも地域防災計画へのペットの受け入れに関する記載ね、これを必要と考えておりますので、そういった周知をすることは可能でしょうか。お尋ねします。

◯議長(三浦桂司議員) 答弁願います。
 馬場市民生活部長。

◯市民生活部長(馬場秀樹君) そういった周知についても、検討してまいりたいと、そのように考えております。
 以上です。

◯議長(三浦桂司議員) いとうひろし議員。

◯3番(いとうひろし議員) どうもありがとうございます。
 今回の議論が、人と動物のかけ橋になるような心で進めていただけましたら、市民の皆様も動物も大変喜ぶと確信しておりますので、大いに期待して、私の質問を終わらせていただきたいと思います。どうもありがとうございました。

◯議長(三浦桂司議員) これにて3番 いとうひろし議員の一般質問を終わります。