令和3年3月定例月議会 2021年3月1日
◯3番(いとうひろし議員) おはようございます。
議長の指名を受けましたので、通告に従い、壇上での一般質問をさせていただきます。
今回の質問の通告は2件であります。
その前に、少し報告を兼ねてのお願いから始めたいと思います。
SDGsは、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成されており、地球上の誰一人取り残さないということを誓っております。SDGsは、発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサルなものであり、日本としても積極的に取り組んでいます。
2020年の全国市区のSDGs先進度、5万人以上10万人未満の自治体において、総合ランキング1位の大府市、2位のみよし市、9位の日進市の取組が注目されております。先日、一色議員からもSDGsについての質問がありましたが、本市においてもさらなる取組を推進していただきたいと思います。
そして、コロナ禍の続く中、緊急事態宣言も発出され、収入が減り、各種支払いが滞りぎみの方が増えていると聞いています。先日、愛知県税務署南部支店に伺い、支払い猶予による減免や分納、差押件数が増えているとお聞きしました。県内の本市においても、同様な状態があるのではと思います。
国や県の支援策も、商工会、社会福祉協議会等にもあり、内容等の周知、案内の仕方もそれぞれ違っております。新型コロナウイルス感染症が確認されて1年以上が経過しており、その中で多くの支援事業も行ってまいりました。新年度予算にも継続して取り組む予算や新たな支援策があるものと期待しております。
それでは、一般質問の通告書に入ります。
1件目は、2年間を振り返り、進捗状況についてであります。
議員になり、間もなく2年となります。既に質問や要望をさせていただいた中から、その後の状況について8点、質問させていただきます。
1点目は、前後駅前ショッピングセンター側の旧国道の歩道補修工事についてであります。
市内で一番歩きにくく転びやすい歩道と私は感じています。子どもから高齢者まで利用される駅前の歩道の修復工事についてのお考えをお聞きします。
2点目は、主権者教育の中で、来年4月1日から成人年齢が18歳に引き下げられます。学校での義務と権利についての指導方法の取組をお聞きします。
ほかについては、以下の順で質問いたします。
3番、防犯カメラの設置台数の推移について。
4番、ごみの減量の取組現況と今後について。
5番、ペット防災の周知の現状と今後について。
6番、前後駅前駐輪場の民間調査会社による進捗情報について。
7番、令和4年度開設予定の多世代交流施設内の歴史民俗資料室の今後の予定について。
8番、市制50周年事業として、豊明シティマラソン開催についてであります。
2件目の通告書であります。
新型コロナウイルス感染症対策支援について。
依然とコロナ禍にあり、市税の減収が見込まれ、納税の猶予や生活保護の申請が全国的にやや増加しております。
本市においても、いろいろと施策を実行しておりますが、コロナ感染症はまだまだ続いてしまいそうです。
今後も、給付金や補助金等の手厚い支援が引き続き必要と考えます。
市民の方も日々の暮らしに大きな変化と不安等を抱える生活を強いられており、小規模事業者においても、売上げが減り、各種の支払いに苦慮していると聞いております。
そこで、今後の支援策や取組についてもお聞きいたします。
1、生活困窮者等の現状と支援策を教えてください。
2、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う事業者への支援について。
3、コロナ禍における市税の納税猶予の特例制度について。
4、市税収入の見込みと影響について。
5、新型コロナウイルス感染者とその家族に対して給付金等の支援についてであります。
以上にて、壇上での一般質問を終わります。
◯議長(毛受明宏議員) 答弁願います。
宇佐見経済建設部長。
◯経済建設部長(宇佐見恭裕君) 経済建設部から、2年を振り返り、進捗状況についてから2点、新型コロナウイルス感染症対策支援についてから1点、順にお答えさせていただきます。
最初に、前後駅前ショッピングセンター側の旧国道の歩道修復工事についてでございます。
御指摘の箇所につきましては、街路樹の根により、歩道路面のブロックに段差が生じておりまして、これまでは簡易的な応急処置により対応をしてまいりましたが、令和3年度には歩道改修工事を実施することで、安全に歩行することができる環境を整備する予定でございます。
次に、ごみの減量の取組現況と今後についてでございます。
豊明市家庭系ごみ減量化実施計画を策定し、家庭系ごみの減量化に取り組んで2年目となります。令和2年度の結果をもって、中間目標の達成状況を判断することとなります。
まだ年度の途中なので、いずれも12月末時点での比較となりますが、可燃ごみが令和2年度が8,866トン、令和元年度が8,798トンで、100.8%となっております。不燃ごみは、令和2年度が306トン、令和元年度が315トンで、96.9%となっております。東部知多への直接搬入は、令和2年度が501トン、令和元年度が464トンで、107.9%となっており、可燃、不燃、直接搬入の合計では前年比101%となっております。
ただし、コロナ禍の影響と思われる4月から6月の3か月が255トンの増加で、107.9%となっておりますが、7月以降は可燃ごみが97.7%、不燃ごみが90.3%、直接搬入が97.7%と全て前年を下回っておりまして、コロナ禍においても市民の皆様の御協力に対して感謝申し上げるものでございます。
また、プラスチック製の容器包装については、令和2年度の4月から12月が530トン、令和元年度の4月から12月が519トンで、102.1%となっております。
続いて、新型コロナウイルス感染症対策支援についてから、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う事業者への支援についてでございます。
事業者の支援については、国の施策だけでは不十分な部分に対する支援体制の構築や、新型コロナ感染拡大の影響を大きく受ける市内小規模店舗に対する直接的な投資を行うことで、事業の継続を支援してまいりました。
今後については、具体的な施策は定まっておりませんが、今までの考え方に変更はなく、新型コロナウイルスの感染の状況に応じて、適切なタイミングで効果的な事業を展開してまいります。
以上です。
◯議長(毛受明宏議員) 小串教育部長。
◯教育部長(小串真美君) 続きまして、教育部から、1点目の2年間を振り返り、進捗状況についてから3点、順次お答えいたします。
まず、主権者教育の中で義務と権利についての指導方法についてでございますが、学校においては、その中心となるのは社会科の授業になります。
小学校では、学習指導要領で、国民としての権利及び義務について、参政権、納税の義務などを取り上げることとあります。
実際の授業場面では、参政権と納税の義務について知り、選挙で自分が選んだ候補者に投票することは、税金をどのように納め、どのように使うかを自分たちで決めることにつながることを理解できるように指導しています。
中学校では、小学校での学習内容を基に、自由権、社会権、参政権など、基本的人権について詳細に学習します。
例えば、表現の自由と他人の名誉を傷つける行為の禁止など、相反する事例について具体的に考えさせることを通して、人権は他人の人権を侵害しない範囲で保障されていることや、公共の福祉のために利用する責任があることを指導しています。
また、特別の教科、道徳においても、どんな場合でも決まりは優先されるべきなのだろうか、自分の権利、他人の権利、より大切なのはどちらだろうかといったことについて考える教材が教科書に取り上げられており、学校では発達段階に応じて、教科横断的に指導をしています。
次に、7点目の令和4年開設予定の多世代交流施設内の歴史民俗資料室の今後の予定についてお答えいたします。
唐竹小学校内にあります歴史民俗資料室については、現在の北館の1階で活動を行っています。
今後の予定でございますが、多世代交流施設の工事が行われる令和3年度については、当初予算でお願いしておりますとおり、場所を変えて企画展を実施する予定をしております。
次に、8点目の、市制50周年事業として、豊明シティマラソン開催についてでございます。
市としましては、現在、多くの方々が気軽に参加できる市制50周年事業として、JRA中京競馬場を会場としたマラソン大会を開催する予定を持っております。
終わります。
◯議長(毛受明宏議員) 馬場市民生活部長。
◯市民生活部長(馬場秀樹君) それでは、市民生活部より、最初の質問、2年間を振り返り、進捗状況についての中から、3点目、5点目、6点目についてお答えをさせていただきたいと思います。
まず、防犯カメラの設置台数の推移につきましては、平成30年度に13台、令和元年度に3台、令和2年度に8台。今年度については、まだ2月の末日現在の数字になります。
地域の防犯カメラの設置と併せまして、引き続き防犯灯の新設についても、地域の方々の要望が実現できるように補助を行ってまいりたいと考えております。
続いて、5点目、ペット防災の周知の現状と今後についてでございます。
ペット防災につきましては、ペットの状況があらかじめ記入できる防災手帳を昨年作成をさせていただいて、飼い主の方に災害時に避難場所で利用してもらえるように周知をしてまいりました。
また、これまで避難所のどこでペットを飼育したらよいのかという場所が決まっておりませんでした。議員のほうからの御提案もありまして、小中学校の避難所にペットの飼育場所をあらかじめ指定できるように協議を進めておりまして、今月、3月11日に開催する予定の防災会議で避難所運営マニュアルの改正を行いまして、避難場所、避難所でのペット育成場所を決定する予定となっております。
続いて、御質問の6点目になります。前後駅前駐輪場の部分でございます。
本市の市営自転車等駐輪場の再整備に当たりまして、民間活力を活用してより効果的かつ効率的な整備、運営を実現することを目指し、民間活力の導入可能性調査を昨年度から2年間にわたって行い、間もなく調査結果及び再整備計画の案がまとまります。
計画の案におきましては、民間事業者が進めることが望ましいと、結果になっております。今後は、再整備計画の案を基に協議を進め、内容をより具体化していくとともに、住民説明会等の実施により、市民の方々、既存利用者への周知を図ってまいりたいと思っております。
続きまして、御質問の2点目、新型コロナウイルス感染症対策についてから、3番目、納税猶予の部分についてお答えをさせていただきます。
コロナ禍における市税の納税猶予につきましては、昨年、地方税法が改正され、特例制度が創設をされました。
これは、新型コロナウイルスの影響により収入が前年同期に比べおおむね20%以上減少している方で、市税を一時納付することが困難な方が対象となってまいります。
令和2年2月1日から令和3年2月1日まで、納期限が到来する市税、国民健康保険税が対象で、1年間徴収の猶予を受けることができ、延滞金がかかりません。
申請を受理し、猶予を決定した件数ですが、市県民税等の市税及び国民健康保険税も含め113件、税額としましては、令和元年度課税分としまして約660万円、令和2年度分課税としまして約2,000万円でございます。
続いて、質問のほうの4点目です。市税収入の見込みについてでございます。
市税について、新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受け減額を見込んでいるものは、個人市民税と法人市民税でございます。
令和3年度の当初予算では、個人市民税で対前年度比9.9%減の41億1,733万8,000円を、個人市民税では対前年度比22.7%減の……。
(2番目が法人の声あり)
◯市民生活部長(馬場秀樹君) すいません。失礼しました。法人市民税で前年度比22.7%減の3億1,635万5,000円を見込んでおります。
以上です。
:◯議長(毛受明宏議員) 伊藤健康福祉部長。
◯健康福祉部長(伊藤正弘君) 健康福祉部からは、新型コロナウイルス感染症対策支援についてのうち、1つ目の生活困窮者等の現状と支援策について、それと、5つ目の感染者への支援についてお答え申し上げます。
まず、1つ目でございます。
豊明市自立生活相談センターよりそいで生活困窮者の方々の相談をお受けしておりますが、コロナ感染拡大の影響が始まった昨年3月から1月末までの新規の御相談が580件に上っております。
例年ですと年間200件程度ということで、これと比較しますと今年度の相談件数は3倍程度となるものでございます。5月の連休明けから急激に増加をしまして、9月以降は落ち着いてきておりますが、毎月30件程度の新規の御相談をお受けしております。
相談に至った背景の多くは、解雇、サービス業とか個人経営での収入減、非正規労働での就労実績の減少による収入減などでございます。
自立生活相談センターよりそいによる個別の相談支援を中心に、状況に応じて住居確保給付金の支給や、緊急小口資金貸付の紹介、就労支援を行っていくことで、生活の維持支援と自立促進を行っております。また、緊急生活支援事業、まごころサポート便、フード・ギフト事業などによります様々な支援も実施をしてまいりました。
新型コロナウイルス感染症の影響については予測がつかないことから、今後も地域の状況を注視しまして、柔軟に取り組んでいく必要があるというふうに考えております。
続きまして、5つ目の新型コロナウイルス感染者とその御家族に対しての給付金等の支援についてでございます。
感染症の発生状況、動向及び原因の調査把握は、都道府県の責務となっております。また、陽性者や濃厚接触者に対しての聞き取りや健康観察は、保健所の役割ということになっておりますため、市は個人情報を知り得ません。県が公表しています範囲内で、宿泊療養者及び自宅療養者の人数を市では把握をしています。
自宅療養となり外出ができないことで生活への支障を最小限にするため、保健所と市が連携をしまして、生活に係る相談支援の窓口を事前にお伝えをしまして、市へ連絡がつながる体制を整えております。
給付金等の支援は現時点では考えておりませんが、少しでも安心した環境の中で自宅療養で過ごすことができるよう、引き続き、相談窓口の周知を保健所と連携、協力の下、実施をしまして、必要な市民の方々に対しまして、漏れなく支援が届くよう対応をしてまいります。
以上です。
◯議長(毛受明宏議員) 一通り答弁は終わりました。
再質問がありましたら、挙手願います。
いとうひろし議員。
◯3番(いとうひろし議員) まず、2年を振り返りのほうの1番で、ショッピングセンター歩道修復工事についてであります。これ、一応、来年度やっていただけるということなんですけども、具体的に時期はどれぐらいでしょうか。
◯議長(毛受明宏議員) 答弁願います。
宇佐見経済建設部長。
◯経済建設部長(宇佐見恭裕君) 来年度、早期の発注ということで、できるだけ早い段階で着手したいというふうに考えております。
以上です。
◯議長(毛受明宏議員) いとうひろし議員。
◯3番(いとうひろし議員) その工事の内容と工期が分かれば教えてください。
◯議長(毛受明宏議員) 答弁願います。
宇佐見経済建設部長。
◯経済建設部長(宇佐見恭裕君) まず、工事の内容でございます。
まずは、現在のインターロッキングのブロックなんですが、ブロックを撤去させていただきまして、アスファルトでの舗装の改修という形を考えております。
こちらの改修については、現在の市の管理部分のみをアスファルトとさせていただきまして、パルネスのほうの部分については、凸凹は改修するものの、ブロックのままというふうな形で考えております。
こちらのほう、幅員を有効活用するために、現在生えておる、植樹されておる街路樹、高木16本は撤去をさせていただくというふうな形で考えております。
それから、防護柵の改修も予定をしております。
工期については、おおむね4か月ぐらいというふうに考えております。
以上です。
◯議長(毛受明宏議員) いとうひろし議員。
◯3番(いとうひろし議員) その工事はなぜこの時期になったんでしょうか、教えてください。
◯議長(毛受明宏議員) 答弁願います。
宇佐見経済建設部長。
◯経済建設部長(宇佐見恭裕君) まず、時期についてでございます。
まず、令和元年度に区長要望を正式に御提出いただきまして、令和2年度以降の施工として採択をしたという流れになっております。
令和2年度は、国庫補助金を得るための手続や関係者との立会準備等を進めておりまして、この時期になったということでございます。
以上です。
◯議長(毛受明宏議員) いとうひろし議員。
◯3番(いとうひろし議員) ありがとうございます。これでまた地域の方のみならず、そちらの歩道を歩かれる方、買物をされる方や、自転車で今までは交差ができませんでしたけども、交差ができるようになり、街路樹も撤去ということで、その先にあるショッピングセンターの入り口付近の横断歩道も見晴らしがよくなると思うので、いい結果になって非常にうれしく思います。
また、区長たちの努力が実り、より安全な駅前の歩道になると思いますので、ありがとうございます。
続きまして、2番の義務と権利の取組についてでありますが、これ、消費者保護の観点からはいかがでしょうか。
◯議長(毛受明宏議員) 答弁願います。
小串教育部長。
◯教育部長(小串真美君) 成年年齢が18歳になることで、消費者という視点からいくと、売買契約ができるようになってまいります。
核となるのは、成年年齢により近い高等学校における公民科、家庭科の授業になりますが、中学校の社会科や家庭科でも消費生活について学習をしております。
具体的には、身近な消費トラブルについて知り、トラブルを防ぐ方法や、トラブルに遭ったときにどのように対応すればよいかを学んでいます。
また、18歳から、保護者の同意なしに携帯電話を契約し、自己の責任においてデジタルコンテンツを購入することもできるようになります。携帯電話の利用については、小中学校の段階から情報安全教室などを定期的に行い、適切に使用できるようにしていく必要があると考え、市内各校で現在実施をしております。
終わります。
◯議長(毛受明宏議員) いとうひろし議員。
◯3番(いとうひろし議員) ありがとうございます。
成人年齢が20歳から18歳に変わるということで、成人式やなんかは、この時期は変わるんでしょうか、教えてください。
◯議長(毛受明宏議員) 答弁願います。
小串教育部長。
◯教育部長(小串真美君) 成人式については、本市ではこれまでどおり、二十歳の年齢で実施することを発表しております。
その理由でございますが、18歳を対象とすると、式典開催時期と、就職や受験、進学等の準備による多忙な時期が重なるため、式典への参加が困難になる方が多くなると見込まれているということがあります。
それから、実行委員会方式というのを私ども採用しておりまして、同じ理由で、この実行委員会方式自体の継続も難しくなりますので、これは二十歳で実施するということで決めさせていただいております。その名称については、現在検討している段階でございます。
終わります。
◯議長(毛受明宏議員) いとうひろし議員。
◯3番(いとうひろし議員) ありがとうございます。よりよい式が開催されることを期待しております。
続きまして、防犯カメラの設置台数の推移についてでありますが、防犯カメラ設置に当たり近隣の方から、私も承諾を得れない場合があったんですね。だから、そういった場合や何かは、市のほうにはそういった防犯カメラについての苦情とかは来ているんでしょうか、教えてください。
◯議長(毛受明宏議員) 答弁願います。
馬場市民生活部長。
◯市民生活部長(馬場秀樹君) 防犯カメラの設置そのものについては、各区のほうの対応で行っていただきまして、その後、市のほうに補助の申請をいただくという形になっております。
設置に当たりましては、近隣住民の方としっかり協議をされた上で設置がされておりますので、こちらのほうへ意見だとか苦情というのはございません。
以上です。
◯議長(毛受明宏議員) いとうひろし議員。
◯3番(いとうひろし議員) ありがとうございます。
年々増える防犯カメラや防犯灯の設置により、市民の安全もより高まると期待しておりますので、今後も引き続きよろしくお願いします。
4番目、ごみの減量の取組と今後についてでありますが、今後の見込みとしてのお考えを教えてください。
◯議長(毛受明宏議員) 答弁願います。
宇佐見経済建設部長。
◯経済建設部長(宇佐見恭裕君) 今後のごみの流れなんですが、取りあえず、私どもで先ほどちょっと御答弁させていただいたとおり、実際には、可燃ごみは若干、減少してきております。
引き続き、市民の皆様には食品ロスの削減だとか、きちっと分別をしていただいて、今後も削減に向けて御努力をいただきたいなというふうに考えております。
以上です。
◯議長(毛受明宏議員) いとうひろし議員。
◯3番(いとうひろし議員) ありがとうございます。
昨年7月より各商店でレジ袋が有料化されました。それについての影響を教えてください。
◯議長(毛受明宏議員) 答弁願います。
宇佐見経済建設部長。
◯経済建設部長(宇佐見恭裕君) 先ほど御答弁させていただきました。プラスチック製容器包装の12月までの数値を申し上げました。7月から12月で比較してみますと、令和2年度が345トン、令和元年度が304トンで、100.2%ということで、微増となっております。
しかし、環境省の資料によりますと、1週間レジ袋を使わない人というのが3割から7割に増加したということもございまして、レジ袋の有料化自体は、効果があったのではないかというふうに理解をしております。
本市の7月から12月の100.2%の微増の理由についてなんですが、このコロナ禍におけるテークアウトによるプラ容器の増加がする一方で、可燃ごみが減っているということもございますので、こちらのほう、市民の方の分別の協力による結果ではないかというふうに考えております。
以上です。
◯議長(毛受明宏議員) いとうひろし議員。
◯3番(いとうひろし議員) ありがとうございます。
ごみの量が少し減っているということで、大いに今までの周知が十分行き渡ってきているのかなと思います。そういったコロナ禍において、家庭で過ごす方が増えてきて、小型家電や粗大ごみや何かは、増えているんでしょうか、減っているんでしょうか、教えてください。
◯議長(毛受明宏議員) 答弁願います。
宇佐見経済建設部長。
◯経済建設部長(宇佐見恭裕君) このコロナ禍において、断捨離だとかということをいろいろ報道等されました。
こちら、12月までの、12月時点の比較となりますけども、粗大ごみについては、令和2年度が3,032個、令和元年度が2,773個となっておりまして、109.3%、約1割増加をしております。
それから、小型家電については、令和2年度が78トン、令和元年度が55トンとなっており、こちらのほうが141.8%と約4割の大幅増となっております。
以上です。
◯議長(毛受明宏議員) いとうひろし議員。
◯3番(いとうひろし議員) ありがとうございます。
ここで東部知多の負担割合もかかってくるので、これからも周知のほうをしっかりお願いします。
続きまして、5番のペット防災の周知の現状と今後についてでありますが、防災手帳の普及のほうはどうでしょうか、進んでますでしょうか。
◯議長(毛受明宏議員) 答弁願います。
馬場市民生活部長。
◯市民生活部長(馬場秀樹君) 昨年、このような防災手帳というのを作らさせていただきまして、多くの方からお問合せ、あと、手に入れたいというお話を承っております。
以上です。
◯議長(毛受明宏議員) いとうひろし議員。
◯3番(いとうひろし議員) 避難所へのペットとの同行避難について、周知は大分進んできていると思いますけれども、この地域において、本市は他市に先駆けて動物防災に取り組んでいることは、非常に高く評価できると思います。ペットを飼っている方も安心できることと確信しております。ありがとうございます。
このたび、環境省は2021年2月20日に、大規模災害時に避難所でのペットの受入れが円滑に進むよう、環境省は自治体の管理者向けにチェックリストを作成し、近く、都道府県などに通知する方針を決めました。
飼い主とペットが避難所まで一緒に逃げる同行避難をめぐっては、現場で十分な対応がなされず、ほかの被災者とトラブルになることがあります。リストには受入れ可能な避難所の公表などを盛り込み、体制整備を強く促すということを発信されております。
ペットを家族同然と考える飼い主が増えており、災害時には一緒に逃げる同行避難を求める人が増えてきました。しかし、避難所には犬や猫が苦手な人もいます。室内に持ち込めないことが多いのが現状です。
2019年10月の台風19号では、同行避難するか判断に迷うケースが目立ったようです。大事なペットを一緒に避難させるためにはどうすればいいのか、ふだんから地域で対策を話し合う必要があるのではないかということが広まりつつあると述べています。
その中、本市においては、既にペットとの同行避難は、各小学校の避難所内の指定場所まで決められる予定と聞きました。ペット避難所先進国というのはちょっと大げさかもしれませんが、ペットにも優しいまちということが言えると思います。担当課の方々においては、これからも課題が増えると思いますけども、ぜひ推し進めてっていただくようお願いいたします。
続きまして、前後駅駐輪場の民間委託の進捗状況について、今分かる範囲内で結構ですけれども、どうなんでしょう。駐輪場は今のスペースより増えるのか、減るのか、トータル的に教えてください。
◯議長(毛受明宏議員) 答弁願います。
馬場市民生活部長。
◯市民生活部長(馬場秀樹君) 駐輪場のほうは再整備をするという形を取りますので、今ある場所を集約をして台数を稼ぐということになりますので、箇所数としては減るという形になります。
以上です。
◯議長(毛受明宏議員) いとうひろし議員。
◯3番(いとうひろし議員) 民間会社に調査、依頼して、具体的に動き出すのはいつ頃からでしょうか。
◯議長(毛受明宏議員) 答弁願います。
馬場市民生活部長。
◯市民生活部長(馬場秀樹君) 一応、最終年としましては、令和4年の秋口から使用できるような形で、それをゴールにしまして、いろいろと、早いのはもう本当、今年度末ぐらいから進めてまいりたいと考えております。
以上です。
◯議長(毛受明宏議員) 小浮市長。
◯市長(小浮正典君) 前提条件として条例改正等が必要なので、議会での審議が必要です。議会の審議が必要で、議会で私たちの考えている条例の改正案等が認められたことを条件として、今、市民生活部長お答えしたようなスケジュールで、自分たちとしては考えている、そういった内容です。
以上です。
◯議長(毛受明宏議員) いとうひろし議員。
◯3番(いとうひろし議員) ありがとうございます。
毎回、多くの議員さんたちが今まで、前後の駐輪場についてはいろいろ質問してきたと思いますけれども、よりよい形で実行していただけるよう、よろしくお願いいたします。
あと、多世代交流館の歴史民俗資料室の今後の予定についてであります。
これは、歴史民俗資料室は、その場所がほんで、今は北館の1階なんですけども、場所が変わって、そのスペースが広くなるんでしょうか、お聞きします。
◯議長(毛受明宏議員) 答弁願います。
小串教育部長。
◯教育部長(小串真美君) 場所としては、南棟の1階部分に移動いたしますが、スペースとしては現在の資料室とほぼ同じスペースとして、教室3部屋分を予定をしております。
終わります。
◯議長(毛受明宏議員) いとうひろし議員。
◯3番(いとうひろし議員) 倉庫のほうは確保されているんでしょうか。
◯議長(毛受明宏議員) 答弁願います。
小串教育部長。
◯教育部長(小串真美君) 民具等の収蔵庫として、建物内に2部屋確保する予定を持っております。
場所については、1か所は、今申し上げました3室予定している資料室のその奥ですね。それから、もう一か所については、同館の3階に確保させていただきたいと思っております。そのほかに、屋外に倉庫を数か所設置したいと考えております。
終わります。
◯議長(毛受明宏議員) いとうひろし議員。
◯3番(いとうひろし議員) 歴史民俗資料室ですけれども、県の倉庫から出土品や何かの追加展示とか、こういった機会に追加展示とか何かはされるのはできませんでしょうか。
◯議長(毛受明宏議員) 答弁願います。
小串教育部長。
◯教育部長(小串真美君) 県が保管しております出土品等につきましても、今あるものに追加も含めて、今後、県と協議してまいりたいと思います。
終わります。
◯議長(毛受明宏議員) いとうひろし議員。
◯3番(いとうひろし議員) これもこの機会なんですけれども、例えば桶狭間のコーナーを作ったりとか、桶狭間の例えばよくありますジオラマ、そんなようなことは作れないでしょうか。
◯議長(毛受明宏議員) 答弁願います。
小串教育部長。
◯教育部長(小串真美君) 先ほど申し上げました資料室3部屋分の予定ということなんですけれども、そのうちの一部屋を桶狭間古戦場に特化したコーナーにしていくことを今検討しております。
ジオラマにつきましても、その室内のレイアウトを決めていく中で検討してまいりたいと思います。
終わります。
◯議長(毛受明宏議員) いとうひろし議員。
◯3番(いとうひろし議員) 何回も行って楽しくなるような、ぜひそういった民俗資料室に変えていっていただけると、これ、いいかなと思います。
また、さっき言ったような出土品も含めて、いろんな企画やなんかを組んでいっていただければいいかなと思います。
続きまして、50周年事業の豊明シティマラソンの開催について。
これは、もう候補に挙がっているんですよね。質問です。
◯議長(毛受明宏議員) 答弁願います。
小串教育部長。
◯教育部長(小串真美君) 実施計画のほうにものせさせていただいておりますが、現在、その予定で進めているところでございます。
終わります。
◯議長(毛受明宏議員) いとうひろし議員。
◯3番(いとうひろし議員) そのほかに周年行事として決まっているものがあれば、教えてください。
◯議長(毛受明宏議員) 答弁願います。
藤井行政経営部長。
◯行政経営部長(藤井和久君) マラソン大会以外の周年事業につきましては、今のところフジタ2000を会場に行います合唱のイベント、あとは、ボッチャの豊明でのチャンピオン決定戦などを予定しております。
終わります。
◯議長(毛受明宏議員) いとうひろし議員。
◯3番(いとうひろし議員) 先ほどの回答で、JRAのほうで協力していただいて、そちらのほうで開催を考えているという話でしたけども、いつ頃を予定しているんでしょうか。
◯議長(毛受明宏議員) 答弁願います。
小串教育部長。
◯教育部長(小串真美君) マラソンの開催時期の予定ですけれども、現時点におきましては、JRA様と会場を使用するに当たっての諸条件について打合せを進めているところでございまして、開催時期はその中でJRA中京競馬場の業務が通常に戻ってからの判断になるかなと思っております。
終わります。
◯議長(毛受明宏議員) いとうひろし議員。
◯3番(いとうひろし議員) ありがとうございます。
毎年やってみえる、勅使池のほうで、「チョコっと」マラソンという、やってみえるボランティアの団体の方がいます。こないだ、ちょっとお話しさせていただきましたけど、そういった「チョコっと」マラソンをやっている運営団体の方々に、そういった協力、マラソンをやるなら、お願いはできないでしょうか。
◯議長(毛受明宏議員) 答弁願います。
小串教育部長。
◯教育部長(小串真美君) 実施計画でお示ししているとおり、基本的には委託で実施したいと考えておりますが、それでも多くの方々の協力が必要になってまいりますので、その場合には「チョコっと」マラソンの方々にも協力をお願いしたいなと思っております。
終わります。
◯議長(毛受明宏議員) いとうひろし議員。
◯3番(いとうひろし議員) ありがとうございます。皆さんの協力を得て、立派な周年行事にしたいと思っております。
続きまして、新型コロナウイルス感染症対策の支援についてでありますが、今、先ほどの答弁の中で、生活困窮者の相談者数が580件ということでしたけれども、そのうちの外国籍の方の相談件数の割合はどれぐらいあるんでしょうか。
◯議長(毛受明宏議員) 答弁願います。
伊藤健康福祉部長。
◯健康福祉部長(伊藤正弘君) 1月末まで580件ございますと申し上げました。このうち、255件が外国籍の方の御相談でございます。
6月から8月頃は、全体の6割ほどが外国籍の方の御相談でした。
現在は二、三割ほどになってきております。
以上です。
◯議長(毛受明宏議員) いとうひろし議員。
◯3番(いとうひろし議員) あと、今年度実施しました緊急生活支援事業で、まごころサポート便やフード・ギフト事業については、今後、どうされるんでしょうか。引き続き事業として継続するんでしょうか、教えてください。
◯議長(毛受明宏議員) 答弁願います。
伊藤健康福祉部長。
◯健康福祉部長(伊藤正弘君) 緊急生活支援事業、まごころサポート便、また、フード・ギフト事業につきましては、感染拡大による市民生活の影響が長期化しておりますので、新年度も継続をして実施してまいりたいと考えております。
以上です。
◯議長(毛受明宏議員) 小浮市長。
◯市長(小浮正典君) これもですけども、来年度当初予算案に、この両事業については、予算の中に含まれておりますので、これも議会の審議で私たちの予算案が承認されたことを前提として、今、健康福祉部長がお答えした予定で進めたいというふうに考えております。
以上です。
◯議長(毛受明宏議員) いとうひろし議員。
◯3番(いとうひろし議員) ありがとうございます。
あと、社会福祉協議会が行っているコロナ対策支援金の特例貸付制度の概要を簡単に教えてください。また、申請件数などが分かれば教えてください。
◯議長(毛受明宏議員) 答弁願います。
伊藤健康福祉部長。
◯健康福祉部長(伊藤正弘君) 社会福祉協議会が行っております生活福祉資金の特例貸付としまして、緊急かつ一時的な生計維持のための貸付けである緊急小口資金、収入減少が長期にわたりまして日常生活の維持が困難になった方への貸付けである総合支援資金がございます。
さらに、それぞれの貸付けを終了した方を対象としました延長が実施をされているところでございます。
以上です。
◯議長(毛受明宏議員) いとうひろし議員。
◯3番(いとうひろし議員) 件数のほうは何件でしたっけ。
◯議長(毛受明宏議員) 答弁願います。
伊藤健康福祉部長。
◯健康福祉部長(伊藤正弘君) 緊急小口資金でございます。1月末までで申し上げます。577件。
総合支援資金が121件、延長が14件の実績となっております。
以上です。
◯議長(毛受明宏議員) いとうひろし議員。
◯3番(いとうひろし議員) ありがとうございます。
そういった困窮者に対して償還免除を、要件を明確化して、非課税世帯への案内はどうしているのか教えてください。
◯議長(毛受明宏議員) 答弁願います。
伊藤健康福祉部長。
◯健康福祉部長(伊藤正弘君) 貸付けを開始する際に、償還期限を過ぎてもなお所得の減少が続く場合は、住民税の非課税世帯に限り償還免除ができるという旨は御説明をさせていただいております。
基本的には、借りる側にとっても生活再建を目的とした資金でございまして、償還を原則としております。皆さん、生活の再建こそ望まれているのかなと思います。
以上です。
◯議長(毛受明宏議員) いとうひろし議員。
◯3番(いとうひろし議員) ありがとうございます。
では、引き続き、支援のほうをよろしくお願いいたします。
次、コロナウイルスの拡大に伴う事業者への支援についてでありますが、前回、プレミアム商品券だとか、食事券などありましたけれども、これも先ほど市長が言われるように、今回の予算に入ってくるとは思うんですけれども、引き続きこの事業は、計画はあるんでしょうか、御説明ください。
◯議長(毛受明宏議員) 答弁願います。
宇佐見経済建設部長。
◯経済建設部長(宇佐見恭裕君) 来年度の当初予算のほうには、まだ予定をしておる事業ではございません。ただ、一定程度、事業の効果、ございましたので、引き続き検討していきたいというふうに考えております。
以上です。
◯議長(毛受明宏議員) いとうひろし議員。
◯3番(いとうひろし議員) コロナ禍における、あと、市税の納税猶予の特例制度について。
市民税において、コロナ禍で収入が減り、納税がやっぱり困難な方がいます。担当課においてもつらい立場で、言いにくいことも言わなくてはならず、大変な思いで対応されていることと察し申し上げます。
昨年と比較して相談件数や減免申請等が多いと思いますが、国保において収入が30%以上減った世帯主に対し、収入によってその減免制度があります。こちらの申請も3月末までとなっておりますが、この辺の周知はされているんでしょうか。
◯議長(毛受明宏議員) 答弁願います。
馬場市民生活部長。
◯市民生活部長(馬場秀樹君) 市のホームページとかも見ていただきますと、納税についてというような部分も掲載をさせていただいております。そういった部分で、周知を図らさせていただいておる次第です。
以上です。
◯議長(毛受明宏議員) いとうひろし議員。
◯3番(いとうひろし議員) あと、コロナ感染者への給付金等の支援についてでありますけども、先ほどの答弁で、保健所のほうと連携して行っているという話だったんですけども、保健所の方に、そういった給付金なり、お花なり、何か心温まる支援ができればいいかなと思いますので、ぜひお伝え願えればと思います。
コロナ感染症に感染してしまうと、当然ながら仕事もできませんし、家族も濃厚接触者として外で働くこともできません。家庭内でのつらい思いも抱え、収入も減り、気持ちも落ち込みます。このような方々の世帯へそういったことを、僕はコロナに負けるな応援給付金みたいな感じで考えてはいたんですけれども。
刻々と変わる新規支援策や給付金などがその本人にとってどれがベストなのか、また、重複して申請ができるのかとか、最近では、経済産業省の法人向け給付ではgBizIDプライムアカウントが必要で、しかも電子申告のみの申請となるなどの支援策や給付金がもう多種多様となり、申請の仕方などももう少し、今後分かりやすく説明できるような、市内の中小企業診断士や税理士等の専門職の方を一覧表にして、そういった案内できる仕組みをつくって、担当課のくくりがなしに最後の申請まで一緒にやってくださるようなコロナの対策、相談サポートチームみたいな感じでもしやれればいいかなと、今回、いろいろ調べる中でそう感じましたので、これは要望としてお伝えいたします。
以上で私の一般質問を終わります。
◯議長(毛受明宏議員) これにて3番 いとうひろし議員の一般質問を終わります。