令和4年3月定例議会 2月25日

◯2番(いとうひろし議員) 皆さん、こんにちは。議長の指名を受けましたので、壇上にて、会派真明を代表し代表質問をいたします。
 私たちの会派では、市民の人から要望を聞きながら、昨年11月初旬に、会派で市長へ予算要望書を提出いたしました。その内容はこちら、会報でもお知らせいたしましたが、多くの要望を出させていただきました。中でも、見にくいかもしれませんが、太字で強調したのが4点あります。
 それは、1点目、働く保護者支援として、コロナで困窮している家庭などへの支援。2点目、福祉・高齢者関係として、障がい者・高齢者グループホームへの支援です。そして、3点目、教育関係として、外国籍児童への日本語教育支援、そして4点目は、区長要望の増額を要望いたしました。数々の要望を受け入れていただき、大変ありがとうございます。区長要望工事増額では、各地域の区長さんたちも喜ばれていると思います。
 また、新年度予算においての重層支援体制事業においては、昨年12月議会で、三浦議員の一般質問に対し、政府が創設した重層的支援体制整備事業は、断らない相談支援体制の整備とともに、支援が届いていない人への支援を届けるとしています。
 コロナ禍で人と人との関係が薄れる中、市民との協働、また事業の実効性をどのように確保していくのか、進めていくのかとの問いに、民生委員さんやサロンの場での情報などが支援の糸口になる場合があります、地域とつながる場を多くすることを進めたいとの回答でした。社会的に困っておられる人を支えるのが行政の役割ですので、支援の拡大をよろしくお願い申し上げます。
 それでは、代表質問に入ります。
 令和4年度施政方針と豊明市当初予算について。
 会派真明の令和4年度予算要望事項が数多く盛り込まれた、施政方針と当初予算、実施計画の中から質問いたします。
 1、過去最大の一般会計の特徴について。
 2番、新型コロナウイルス感染拡大予防策について。
 (1)感染者及び濃厚接触者への対応と支援。
 (2)ワクチン接種の状況。
 (3)市民生活への産業支援策。
 3番、財源の確保と運用策について。
 (1)市税の確保ということで、令和4年度の国の地方財政の全体の見込みを踏まえながらお答えください。
 (2)市債発行と繰入金の推移では、令和2年度から3年間ぐらいの市債の起債と基金からの繰入金の金額、これを当初予算ベースでお答えください。
 (3)その他として、何かこの予算案で目立つところがあれば、目玉事業ですね、あれば教えてください。
 4番、環境保全対策について。
 (1)新たなごみ減量対策。
 (2)東部知多衛生組合負担金の推移を教えてください。
 5番、公共施設について。
 5(1)公共施設の適正配置。
 (2)長寿命化計画。
 6番に行きまして、開発・区長要望工事について。
 (1)区画整理・工業団地の進捗状況。
 (2)名古屋岡崎線の進捗状況。
 (3)住民の定住化対策。
 (4)大久伝南・東交差点の整備。
 7、安心安全の拡充について。
 (1)駅周辺の整備。
 (2)生活道路の安全確保。
 8番、福祉・高齢者関係について。
 (1)困窮世帯への支援策。
 (2)障がい者、高齢者への支援策。
 以上についてお聞きします。
 以上で壇上での質問を終わり、質問席へ行きます。

◯議長(一色美智子議員) 答弁願います。
 小浮市長。

◯市長(小浮正典君) 私からは、まず一般会計の特徴について申し上げます。
 歳入では、税収関連の増、コロナ禍の落ち込みから徐々に緩和してきていることが特徴で、市税や地方消費税交付金など県税交付金の伸び、国からの普通交付税が伸びております。
 逆に、市債については、共生交流プラザカラットの整備工事の終了や臨時財政対策債の減額などにより、前年度比63.3%の大幅減となっております。
 また、財政調整基金や子宮頸がんワクチン事業などへ充当する福祉基金など、基金からの繰入金が増額しております。
 歳出では、性質別の分類でお答えしますと、義務的経費では、人件費の増は小学校の少人数学級実施などによるもの、扶助費の増は障がい者関連予算の増などによることが要因となっております。
 投資的経費では、共生交流プラザカラットの施設整備終了などにより大幅に減額しております。
 その他の経費では、物件費が増加しております。これは、子宮頸がんワクチン接種事業、コロナワクチン接種事業、児童発達支援センター事業によるものです。
 補助費等では、施設更新の起債償還が本格的に始まったことによる、東部知多衛生組合負担金などにより増となっております。
 以上が歳出の主な特徴となっております。

◯議長(一色美智子議員) 伊藤健康福祉部長。

◯健康福祉部長(伊藤正弘君) 続きまして、健康福祉部より、新型コロナウイルス感染拡大予防策についてお答えをいたします。
 まず、1つ目の感染者及び濃厚接触者への対応と支援という項目でございますが、保健所からの連絡等につきましてですが、新型コロナウイルス感染症対策については、保健所はその中心的な役割を担っておられます。感染拡大とともに大変大きな業務負担が生じまして、陽性者の方々への健康観察などが円滑に実施できない地域があるということはお聞きしておりました。
 本市、第5波、第6波では、そういう取組としまして保健所の応援をしまして、保健師を6名、14日間、応援派遣をしました。また、一般職も1人、5日間派遣をしまして、陽性者への健康観察等の業務についてまいりました。
 陽性者への健康観察の保健所からの連絡が2月より、重症化リスクのない方は1回、重症化リスクがあるという懸念のある方は毎日というような形で、取組の在り方も変わったというところでございます。
 続いて、2点目の新型コロナウイルスワクチンの接種状況でございます。
 ワクチンの接種状況でございますが、本市のワクチン2回目の接種率のほうは80.7%ということで、高い接種率を推移しました。そのうち、高齢者の方に限っては94%ということで、ともに全国値を、全国の値を上回っているということでございまして、1月の中旬から、主に高齢者の方を対象とした3回目の接種が始まりまして、1、2回目接種と同様の接種体制を整えて臨んでおります。2月末には、3回目接種を終えた市民の方は、2月末になりますと2万人を超えて、接種率は市全体でも30%というふうになる見込みを持っております。
 続いて、その関連で、市民生活への支援と、陽性者への支援というところでございますが、陽性者等で自宅療養なされている方には、御希望によって、県が行っている配食サービスというのがあります。また、市としましては、陽性者等で自宅療養されている世帯の方々には、買物支援や薬の受け取りなどを中心に、一つ一つ丁寧な対応をさせていただいているところでございます。
 続いて、項目8でございますが、福祉・高齢者関係の部分でございます。
 その1つ目の困窮世帯への支援でございます。
 昨年度から続いております新型コロナウイルス感染症の拡大の社会的影響の困窮に関する実態としましては、住居確保給付金の受給世帯及びよりそい、生活困窮相談窓口、ここへの新規相談件数が高止まりの傾向がございます。昨年度ほどの爆発的な件数の増加ではありませんが、住居確保のほうは30世帯程度が支給されており、よりそいも平時の2倍程度というような高止まり状況があります。
 外国籍の方や非正規雇用の方、子育てに手のかかる世代の独り親の方であるとか、また、何らかの事由により社会的なスキルが低い方とか孤立ぎみの方というようなことで、以前からの負債や生活課題を抱えて、負の連鎖に陥っているという方が見受けられるのが実情でございます。
 現在、実施している国の市民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金事業、この給付金については、市民税非課税世帯5,900世帯程度におおむね通知を完了しまして、給付金の支給を進めておるところでございます。5,900世帯程度のうち、外国籍世帯が450世帯程度となっており、ここに関しましては少し返信率が低いかなという状況がございます。
 また、2月14日より家計急変世帯も対象とした申請受付を開始しまして、令和4年度、新年度の9月末まで受け付ける予定をしております。
 また、今年度の7月より給付をしております生活困窮者自立支援金は、現在14世帯に支給しており、国の制度延長により新年度も継続してまいります。
 しかしながら、感染拡大の社会的影響は、さらなる長期化も予想されるところであります。各種制度があっても知る機会が乏しい生活環境の方や、理解が若干困難ではないのかというような方々など様々なケースがございますので、個別の状況に応じた伴走的な支援となるよう、国の制度も適切に進めつつ、第4回目となります生活困窮者緊急生活支援事業、まごころサポート便といっておりますがこの実施、生活困窮者自立支援相談よりそいによる支援とともに、根本的な課題への対策として、さらには、新たにスタートを切ります重層的支援体制整備事業に取り組んでいきたいと考えております。
 続きまして、2つ目の障がい者・高齢者への支援策というところでございます。
 平成19年に全面施行されました障害者自立支援法以降、障がい者の支援が、施設中心から地域での自立支援に方向転換され進められてきました。障がい福祉サービスとともに、親や家庭の支援によって成り立ってまいりましたが、支えてきた親御さんの高齢化など、子である障がい者の自立生活支援が課題というふうになっております。
 一昨年度より本市では、市内の社会福祉法人や社会福祉協議会等によるグループホーム整備が進んできております。新年度もグループホームの利用に関する障がい福祉サービスの支給決定を円滑に行うとともに、給付費に対する必要な予算の確保に努めてまいりたいと考えております。
 また、グループホームは、何よりも障がい者が地域で自立して暮らすための場となります。本市は以前から、障がい者の就労場所確保の取組なども積極的に進めてまいりました。今後も、障がい者の権利擁護のための尾張東部権利擁護支援センターとの取組、50周年ボッチャ大会をはじめとする障がい理解促進の取組、家族全体としての支援や地域づくりとしての重層的支援体制整備をともに進めてまいりたいと考えております。
 また、高齢者への支援といたしましては、重層的支援体制整備に伴いまして、高齢者分野において今まで介護保険特別会計の中で行っていた事業を、重層一括交付金を活用するために、一般会計の老人福祉費のほうで行うこととなっております。予算の再編をさせていただいております。
 ボランティアポイントなどの住民主体の通いの場の創設に係る事業、包括支援センター業務に関する事業、ちゃっとや生活支援コーディネーターなど生活支援体制整備に係る事業、こういった3つの事業にそれが当たるものでございます。
 これら事業は、従来からの内容で引き続き実施をしますが、重層的支援の位置づけの中、高齢者以外の世代との連携も柔軟に、これまで以上に意識しつつ進めてまいりたいと考えております。
 以上です。

◯議長(一色美智子議員) 小串行政経営部長。

◯行政経営部長(小串真美君) 続きまして、行政経営部から、3点目の財源確保と運用策について、5点目の公共施設について、順次お答えいたします。
 まず、3番目の(1)市税確保に向けた動向及びそれを踏まえた令和4年度の予算計上についてお答えいたします。
 国の令和4年度の見込みは、地方財政全体として、地方税及び地方譲与税が43.8兆円と、令和3年度から3.9兆円増加すると見込んでいます。地方税だけで申せば7.7%の増加見込みで、こういった日本全体の動きを参考にしつつ、本市のこれまでの市税の状況を加味し、令和4年度の市税についてはおよそ106億円、令和3年度から6.5%の増と見込んでおります。
 国の経済は、新型コロナウイルス感染拡大による厳しい状況が徐々に緩和されるであると国が見通しを立てているところでありますが、今後も市内経済の状況等を把握しながら、市税の確保に努めてまいります。
 続いて、2点目の市債発行と繰入金の推移、過去3年、令和2年度から順番に申し上げます。
 令和2年度、市債11億6,720万円、基金繰入れが4億3,000万円。令和3年度、市債が20億3,720万円、基金繰入れ5億9,500万円。令和4年度、市債7億4,840万円、基金繰入れ10億8,500万円になっています。
 次に、3点目、その他事業。令和4年度の目玉事業について、主なものをお答えさせていただきます。
 まず、誰一人取り残されることのない社会の実現に向けた取組として、重層的支援体制の整備を目的とした、地域共生社会推進事業及び包括的就労推進事業があります。複合化、複雑化する地域住民の生活課題に対応するため、生活困窮等の属性、世代を問わない相談支援や地域づくりの重層的支援体制の整備、誰もが働くことのできる多様な環境整備を通じて、不就労による困窮や社会的孤立を防ぐとともに、対象者に合わせた自立を支援していきます。
 また、市制50周年記念として、年齢や障がいの有無にかかわらず一緒に楽しめるスポーツであるボッチャの大会を開催いたします。
 また、これまで準備を進めてきた、共生交流プラザカラットと児童発達支援センターどんぐりがいよいよ開所します。
 さらに、教育現場における取組としては、市内全小学校での少人数学級の実現と、近年増加傾向にある支援が必要な児童生徒に対して、新たに特別支援教育指導専門員を配置し、児童一人一人の個に応じたきめ細かい指導を行い、よりよい教育環境を実現してまいります。
 南部公民館図書室の充実に関する取組では、クラウドファンディングも活用した図書の充実を図り、市南部地域の文化交流施設の整備を行います。
 そして、何より、新型コロナウイルス感染症への対策を進めることが重要だと考えております。
 今後も、希望する市民の方が速やかに接種ができるように、職員一丸となって取り組んでまいります。
 これらは令和4年度の事業の一部ではありますが、誰一人取り残されることのないようにするという方針の下、必要な行政サービスはしっかりと継続し、新型コロナウイルスの影響をはじめとし、支援が必要となる方にはピンポイントでしっかりと支援を進めるための予算編成を行った結果が令和4年度予算となっております。
 続きまして、5点目の公共施設について、まず、(1)の公共施設の適正配置、進捗状況と今後の予定を申し上げます。
 現在の適正配置計画のロードマップでは、2020年から2030年までの第1期に該当をしております。
 進捗状況と今後の予定ですけれども、共生交流プラザへの移転に伴い、歴史民俗資料収蔵庫は今年度中に解体し、どんぐり学園は令和5年度の解体に向け、準備を進めております。
 保育園の民営化に伴い、東部保育園は既に解体済みでありますが、沓掛保育園に関しましては、遊戯室を除き、令和5年の解体に向け、準備を進めているところです。
 また、老人憩いの家に関しましては、既に解体済みの施設もございますが、令和4年度に5施設を解体し、10施設を地域へ移管する予定としております。
 こうしたことから、第1期に予定しておりますことは、おおむね順調に進んでいると考えております。
 次に、2点目の長寿命化計画についてでございます。
 市制施行から来年度で50周年を迎え、公共施設の老朽化が進んでおりますので、長寿命化改修等を計画的に実施していく必要があると思っております。児童生徒や市民の皆様が安心して利用できる整備を行っていくことは、当然のことと考えております。
 こうしたことから、第7次実施計画でお示ししているとおり、長寿命化改修等対策事業に着手し、来年度の予算に栄小学校の長寿命化改修に向けた調査費用を計上させていただいているところです。
 適正配置計画の推進方策において、小学校区を中心としたまちづくりを想定しておりますので、こうした教育施設や利用者数の状況、建物の健全度などを考慮した上で優先順位を決め、順次実施する予定としております。
 終わります。

1◯議長(一色美智子議員) 宇佐見経済建設部長。

◯経済建設部長(宇佐見恭裕君) 経済建設部から、順にお答えをさせていただきます。
 4点目、環境保全策についての(1)新たなごみ減量対策についてでございます。
 令和4年度の新たなごみ減量対策としては、プラスチックの一括回収、リサイクルを10月から実施します。分別区分の分かりやすさの向上と、燃えるごみの減量化を目的としております。
 次に、段ボールコンポストの普及啓発でございます。
 昨年11月に、家庭から出る生ごみの減量化を目的としている生ごみ堆肥化容器等の購入補助制度を改正し、新たに補助対象とする堆肥化容器を増やし、補助制度を拡充しているところですが、さらに生ごみの減量化を推進するため、段ボールコンポストの普及啓発に取り組むものでございます。
 職員が実際に段ボールコンポストを作り、家庭の空き段ボールを使って手軽にできるように日々観察記録をつけ、準備する物、作り方、生ごみの入れ方、手入れの仕方など、工程が分かる写真入りのマニュアルを作成しました。このマニュアルを使い、多くの市民の方が家庭で段ボールコンポストを始めてもらえるよう普及啓発していくものです。
 さらに、環境フェスタ豊明を5月22日に共生交流プラザカラットで開催いたします。環境に配慮した行動の波を全市に広げるため、関係団体、学校、協力企業等がブースを出展し、体験型の講座や遊び、展示などを通して、ごみ減量のこと、環境問題のことについて知ってもらうことのできるイベントとするものです。
 次に、(2)東部知多衛生組合負担金の推移についてです。
 令和3年度から令和4年度の負担金額は、約1億5,000万円の増となります。これは、施設の更新経費の起債償還が本格的に始まるためでございます。
 続いて、6点目、区画整理・工業団地の進捗状況についてです。
 まず、寺池の土地区画整理事業については、今年度、造成工事に着手し、現在、調整池の整備と瀬戸大府東海線沿いの排水路の暗渠化に取りかかっております。その後、道路やライフラインの整備を行い、おおむね令和6年度には工事が完了する見込みです。工事と並行して、県道沿い画地への生活利便施設の誘致を行っていきます。現在、地権者で組織したまちづくり協議会において、選定の方法等の検討を行っているところでございます。
 続きまして、間米南部の土地区画整理事業ですが、現在、事業計画案が出来上がり、愛知県と事前協議を行っております。今年の春には事業計画などについての地権者説明会を行いまして、その後、本同意の収集を行います。順調に本同意が収集できれば、今年の冬頃には土地区画整理組合が設立される見込みでございます。
 続きまして、柿ノ木工業団地については、愛知県企業庁が今年の春から造成工事に着手をさせていただいて、令和6年度にかけて工事を行っていきます。工事と並行して、今年の春に分譲申込みを開始し、企業選定を行った後、今年の秋頃には分譲企業が内定する予定です。
 続きまして、豊山周辺地区の土地区画整理事業ですが、令和2年2月から仮同意の収集を行っておりますが、現時点で目標の同意を得られておりません。
 次に、(2)名古屋岡崎線の進捗状況についてです。
 愛知県が事業主体で実施しております県道名古屋岡崎線豊明刈谷工区について、令和3年度から境川を横断する橋の施工に着手しております。豊明市側の県道本体の用地買収はおおむね終了し、令和4年度には一部工事に着手すると同時に、県道本体の側道となる市道部分及び水路用地等の土地取得を行う予定です。豊明中央工区については、愛知県が予備設計を基に公安協議を進めておりまして、早期の工事着工、完了を目指しております。
 次に、(3)住民の定住化対策についてでございます。
 こちらのほう、移住支援事業は、東京23区に通算5年以上在勤または在学した方が、豊明市内に居住し、かつ市内の企業に就職した場合に、移住支援金をお支払いする事業でございます。
 移住支援金は、国が2分の1、県が4分の1、市が4分の1を負担するもので、今年度までは、単身で移住した場合は60万円、世帯で移住した場合は100万円を支給する制度でした。来年度から拡充される部分というのは、世帯で移住した場合に、18歳未満1人につき30万円が加算されるもので、子育て世帯での移住を促進する狙いで実施されるものでございます。
 続きまして、7点目の安心安全の拡充についてのうち、(2)生活道路の安全確保についてでございます。
 生活道路の安全対策としまして、ガードレール等の防護柵の設置、外側線等の道路の区画線の引き直し、グリーンベルトの設置等により、生活道路の安全、さらに通学路での児童に対する安全確保に努めております。また、側溝改修工事や側溝蓋設置工事を実施することにより、歩行空間を創出し、安全で安心できる生活環境を確保してまいります。
 以上です。

◯議長(一色美智子議員) 馬場市民生活部長。

◯市民生活部長(馬場秀樹君) それでは、市民生活部より、6番目、開発・区長要望工事についての(4)大久伝南・東交差点の整備についてと7番目、安心安全の拡充についての(1)駅周辺の整備についてお答えをさせていただきます。
 まず、大久伝南・東交差点の整備についてですが、こちらのほうは、こちらで起きた事故のことをお尋ねということをお聞きしておりますので、そこの部分についてお話をさせていただきます。
 今月2月の初旬に、大久伝南交差点の横断歩道を、お弁当屋さんのほうからコンビニ側に横断しようとした自転車と、信号交差点を豊明駅側から北進左折をしようとした大型貨物が接触した事故、こちらのほうがあったと存じております。
 続いて、7番目の安心・安全の駅周辺の整備についてで、こちら、駐輪場の再整備に伴う放置自転車の話とお聞きをしておりますので、その部分をお話をさせていただきます。
 駐輪場を再整備するに伴いまして、今年の10月から豊明市自転車等の放置の防止に関する条例、こちらのほうの一部改正を議会のほうでお認めをいただきました。
 放置自転車等があれば即日に撤去をして、返還するに当たり、その利用者から手数料を徴収することとなります。また、放置禁止区域であることが利用者に分かるよう、看板等の設置工事も実施をしてまいります。
 以上です。

◯議長(一色美智子議員) 一通り答弁は終わりました。
 再質問がありましたら、挙手を願います。
 いとうひろし議員。

◯2番(いとうひろし議員) 一通りの答弁、ありがとうございました。
 では、ちょっと再質問させていただきます。
 先ほど、順序はちょっといろいろ、多岐にわたるもんですから、順序はちょっと変わってしまうかもしれませんけれども、6番の住民の定住化対策についてですけど、来年度から18歳未満の子1人につき30万円って言われましたっけね。それが今回、施政方針のところに書いてあった、国が進める移住支援が拡充したということで間違いないでしょうか。

◯議長(一色美智子議員) 答弁願います。
 宇佐見経済建設部長。

◯経済建設部長(宇佐見恭裕君) そうですね、18歳未満の1人につき30万円が加算されるというところが、拡充の部分でございます。
 以上です。

◯議長(一色美智子議員) いとうひろし議員。

◯2番(いとうひろし議員) でしたら、今年度の移住支援金の支給状況の実績が分かれば、教えてください。

◯議長(一色美智子議員) 答弁願います。
 宇佐見経済建設部長。

◯経済建設部長(宇佐見恭裕君) 令和2年度の実績でございます。
 愛知県全体で6件の申請、それから、豊明市での申請分のほうはございませんでした。
 以上です。

◯議長(一色美智子議員) いとうひろし議員。

◯2番(いとうひろし議員) この件は、首都圏から引っ越してくる人を対象にするわけだもんですから、豊明市内で告知してもあまり意味がないと思うんですよね。だから、首都圏のほうでPR、これが大事だと考えておりますので、豊明市への移住を少しでも促せるように促進していって、推し進めてください。
 それから、新型コロナ感染症によって、市民生活も非常に支援も、先ほど言われたようないろんな支援を今やられているようなんですけれども、昨年度実施した、市民全体を対象としたクーポン券事業があったと思うんですけども、非常に今、飲食店のみならず、いろんな商売屋さんや多くの市民の人が、やっぱり生活に困っている方が増えてきていると思うんです。
 だから、令和2年度に行ったようなクーポン事業を再度実施するような予定というか、考えはありませんでしょうか。

◯議長(一色美智子議員) 答弁願います。
 宇佐見経済建設部長。

◯経済建設部長(宇佐見恭裕君) 令和2年度に実施いたしましたクーポン券事業は、利用率が約81.5%と非常に高い水準で利用していただき、生活支援と市内店舗への営業支援を一定程度行えたものというふうに認識しております。
 現時点では、新型コロナの感染拡大が今後どのようになっていくかは分かりませんけども、必要に応じて実施は検討していきたいというふうに思います。
 以上です。

◯議長(一色美智子議員) いとうひろし議員。

◯2番(いとうひろし議員) ぜひともクーポン券事業のようなものを実施していただけるように、会派を通じて要望もしておきます。
 それから、大久伝南と東の交差点の整備でありますけども、先ほど答弁があったとおり、2月2日のちょっと事故があったもんですから、ちょっと地元の方からいろいろ意見を伺いました。県道であると、道路管理者と公安委員会との調整が必要かとは思われますが、区のほうから、これは要望として出してもらうように動いております。
 また、大久伝東の交差点については、既に地元区長さんからかなり昔から要望が出てると思いますが、まだ実行されてません。こちら、よく中学生も自転車で通るため、歩行者信号がないんですよ、これ。歩行者信号を設置を要望してあるんですけど、現在の状況が分かれば教えてください。

◯議長(一色美智子議員) 答弁願います。
 馬場市民生活部長。

◯市民生活部長(馬場秀樹君) 今、議員の言われるとおり、大久伝東交差点の歩行者用信号機につきましては、既に地元の区のほうから要望を受けて、愛知警察署から県警本部のほうに要望を依頼中でございます。
 市としましても、よりよい方向にいくように、引き続き働きかけをしてまいります。
 以上です。

◯議長(一色美智子議員) いとうひろし議員。

◯2番(いとうひろし議員) ありがとうございます。
 皆さんも御存じのように、大久伝南と大久伝東の交差点はすぐ近いんですけれども、今年4月に刈谷のハイウェイオアシスのスマートインターが開通するようなんですね。
 ですので、大久伝南と東の交差点の信号、かなり交通量が増えることが予測されます。大型トラックも、スマートインターに行くトラック、また、下りてきたトラックなどが増えると思うんです。ですから、交差点の整備をしっかりしていただきたいなと思うので、要望させていただきます。
 それから、寺池地区の区画整理なんですけれども、県道沿いは商業施設が入ると以前お聞きしたことがあるんですけど、この辺の状況はどうなっているのかと、その寺池地区の1区画の大きさと、もし平米単価が分かれば、教えてください。

◯議長(一色美智子議員) 答弁願います。
 宇佐見経済建設部長。

◯経済建設部長(宇佐見恭裕君) 寺池地区の県道沿いの区画への生活利便施設の誘致は、先ほど御答弁したとおり、地権者で組織したまちづくり協議会において検討しておるところでございます。
 なお、進出を希望している企業様は何社かございますので、今後、まちづくり協議会のほうで選定をしていきたいというふうに考えております。
 それから、保留地の販売についてなんですが、今後、組合のほうで進めていくこととなりますので、現時点では販売時期、販売価格は未定なんですけども、一応、事業計画上は、保留地単価を1平方メートル当たり11万5,000円というふうな形で考えております。
 以上です。

◯議長(一色美智子議員) いとうひろし議員。

◯2番(いとうひろし議員) ありがとうございます。
 続きまして、財源の確保のところの3番に当たるんですけれども、こちら、歳入確保ということに当たり、南部公民館のクラウドファンディングのこの内容が分かれば教えてください。

◯議長(一色美智子議員) 答弁願います。
 藤井教育部長。

◯教育部長(藤井和久君) 南部公民館のクラウドファンディングの内容なんですけれども、令和4年度に南部公民館の図書資料として約400万円を計上しております。その2分の1に当たる200万円を目標にして、クラウドファンディングを実施し、図書資料の充実に充てます。
 以上です。

◯議長(一色美智子議員) いとうひろし議員。

◯2番(いとうひろし議員) 歳入確保については、令和3年度、共生交流プラザカラットのほうでは、企業版のふるさと納税という形で寄附があったと思うんですね。
 今回、南部図書館については、市民向けのクラウドファンディングになったその背景というか、そういうのは何か分かりますか。

◯議長(一色美智子議員) 答弁願います。
 藤井教育部長。

◯教育部長(藤井和久君) 企業版のふるさと納税は、もちろん企業のほうから申出があれば、お受けすることになるかと思うんですけれども、クラウドファンディングにつきましては、あくまでも市の歳入確保のために、市民からも広く呼びかけてお願いをするというものであります。
 以上です。

◯議長(一色美智子議員) いとうひろし議員。

◯2番(いとうひろし議員) ありがとうございます。
 今回、一般の方に対してクラウドファンディングを行うということで、新しい試み、これから、以前の、先ほどの午前中の答弁でも、クラウドファンディングのような事業を増やしていきたいような答弁がありましたけども、これからもぜひ新しいことにチャレンジしていってください。そして、今回、400万円の目標金額をクリアできるように頑張ってください。
 それから、例えばコロナのことですけれども、家族の1人がコロナ陽性者となれば、同居家族が全員、濃厚接触者ということになり、7日間の自宅待機を余儀なくされます。子どもがいる家庭は、学校などを休まなければなりません。食料はあるのかなと、日用品の在庫はあるのかなと、外へ出ることもできず自宅生活を送ることは、何かととても不安があると思います。
 これは、実際に自宅待機をされていた方の体験ですが、症状がある陽性者を1部屋に入れたままで、無症状の家族は不安な気持ちで生活している中、保健所からの連絡が入ったのは5日目でした。この御家族は、御家族から何度も保健所に電話をされたけども、電話はなかなかつながらず、やっとつながったと思ったら、ホームページを御覧くださいとの回答だったそうです。
 このような自宅待機生活、5日目に連絡が来る状況を、市のほうは御存じでしょうか。

◯議長(一色美智子議員) 答弁願います。
 伊藤健康福祉部長。


◯健康福祉部長(伊藤正弘君) 同様の思いをなさった方がたくさん、ピークのときにはおありだったものですから、不安に感じられまして、市役所のほうにお電話をいただくというケースがたくさん、実はございましたので、承知をしておりました。
 ということで、私どもで電話を受けた場合は、保健師などが聞き取りしながら、どういうふうにお過ごしいただくかというようなお話をさせていただくということと、あとは、保健所が逼迫しているのでお待ちいただくということで、保健所からの確認をお待ちくださいというようなことも、併せてということで対応をさせていただいておりました。
 豊明市としてできることということは、先ほど申し上げたように、その上でお困りなことがありませんかと、おありだったらお手伝いに上がりますよということで動き出すということを、その後させていただいているということでございます。
 以上です。

◯議長(一色美智子議員) いとうひろし議員。

◯2番(いとうひろし議員) ありがとうございます。
 市のほうも、県のほうの保健センターですか、そちらのほうへ応援に、先ほどの答弁で応援にも行かれているということで、徐々にそういったことは緩和されていくのかなと思いつつ、濃厚接触者になられた方々に対して、またいろんな支援も行っているようなので、健康長寿課の取組のおかげで、元気な高齢者がこれで増えてくると思います。
 やっぱり濃厚接触者になって、長時間、長い間、何の連絡も保健所からもない、かなり不安になってしまう家族も世帯もいるもんですから、何かホームページのほうで、何か7日間の過ごし方みたいな、気をつける事項などのリンクを貼ったページへ飛ぶとか、そういったことは考えれないでしょうか。

◯議長(一色美智子議員) 答弁願います。
 伊藤健康福祉部長。

◯健康福祉部長(伊藤正弘君) 国とか県のホームページのほうに、過ごし方ということで適切な御案内がなされておりますので、多くの方は検索してヒットしていただいているかなというふうにも感じておりましたが、なかなかせっぱ詰まる状況もありましたので、市のホームページのほうからもリンクをしてまいりたいと考えております。
 以上です。

◯議長(一色美智子議員) いとうひろし議員。

◯2番(いとうひろし議員) 私ども会派真明といたしましては、市民の声を聴きながら、先ほど壇上でも言いましたが、予算要望を提出し、令和2年の6月にもう提出しましたコロナ対策要望においては、多くの会派要望の事項を取り上げていただき、市民の安心・安全、福祉の向上など、市政の発展に貢献できたものと確信しております。
 豊明市選出の坂田憲治県議会議員も4期目となり、力をつけ、議長に就任されました。地元の鈴木淳司代議士も6度目の当選を果たされ、県、国においてそれぞれ活躍されております。今後も、愛知県、国とのパイプを十分に活用しながら、補助金の確保に、さらに推し進めていくようお願い申し上げます。
 会派としても、コロナ禍の中で市民と共に協働しながら、安心で安全なまちづくりに全力で取り組んでいく所存であります。令和4年度の予算編成に当たり、豊明市議会会派真明の重点重要事項については、市民の要望に基づくものであり、当会派の予算要望に対し、最大限の努力をしていただいたことに感謝申し上げます。
 以上で代表質問を終わりますが、今年3月で退任される馬場部長と鈴木局長、長い間、市のためにありがとうございました。
 以上で代表質問を終わります。

◯議長(一色美智子議員) 以上で2番 いとうひろし議員の代表質問を終わります。