令和4年6月定例月議会(第2号) 本文 2022-06-07
◯2番(いとうひろし議員) 議長の指名がありましたので、一般質問を壇上にて行いたいと思います。
今まで私が行う一般質問はいつも1番をやってまいりましたけれども、今回は野球でいうとクリーンアップ、4番を務めさせていただきます。
新型コロナウイルス感染症の影響と対策。
長引くコロナ禍において、国民の生活様式に変化が表れてきております。特に飲食業は新型コロナ感染症の影響を多く受けており、状況を数字で確認したいと思いますので、ぜひお聞かせください。
また、飲食店のみならず、物販のお店も影響を受けておりますので、市内全域のお店とコロナ禍でお困りの市民に対し、独自の支援策の考えがあれば教えてください。蔓延防止対策が終了したにもかかわらず、夜間の営業の飲食店にはお客さんの姿が依然と多く見られません。
また、子どもを受け入れている施設や学校においても、マスク着用による健康への影響が心配されます。コロナ禍で収入が減り、生活急変家庭の方や生活困窮者等に対しても、支援も継続されていくと思いますが、物価の上昇、戦争等の影響があり、さらなる支援が必要と感じますが、お考えをお聞きします。
また、多くの地域で住民による公園掃除や集まり等も中止となっており、住民相互のコミュニケーション不足を感じるため、以下の質問をします。
1番、昨年度、市内で倒産、閉店、廃業した事業者数と、起業や創業、開店した事業数を教えてください。
2番、市内の失業率とその推移についてのお考えと、税の滞納者数と金額の推移は。
3番、未就学児、児童、生徒へのマスク着用の現状と対応と指導についてお聞きします。
4番、本市や各自治体でも多くの行事が中止となり、地域へ及ぼす影響についてお聞きいたします。
2点目です。新歴史民俗資料室と市史編さん室についてであります。
日頃より、新歴史民俗資料室と市史編さん室を維持管理されておられる職員の方々には、豊明の歴史を大切に管理されており、感謝しております。このたび、カラットにてリニューアルされた歴史民俗資料室は桶狭間のコーナーができており、見応えのある内容となっておりました。
今後は体験会やイベント、撮影会、講座等を開催していただきたいと思います。また、近隣の歴史ある場所への見学ツアーも企画していただくよう要望します。楽しく、何度も行きたくなるような場所にしてもらうように願いを込めて、以下の質問をいたします。
1番、ユニホームやオリジナルグッズ、記念スタンプ等を作ったらどうか。
2番、各地で仏像等の文化財の盗難が頻発していますが、本市での状況と対策は。
3番、編さん室には地域のことを記した書もあり、対象地域への出前講座のお考えは。
4番、来場回数や人数が増えるような工夫をしているようなことがあれば教えてください。
以上です。壇上からの質問を終わります。
◯議長(三浦桂司議員) 答弁願います。
小浮市長。
◯市長(小浮正典君) 自分から、いとう議員の御質問の中で、新型コロナウイルス感染症の影響と対策のうち、4番の項目、本市や各自治体でも多くの行事が中止となり、地域へ及ぼす影響についてとある文章についてだけ、私のほうから、この後、議事録も残りますもんで、市と、それから地域の状況を正しくお伝えする必要があると思いまして、自分のほうから回答します。
本市、各自治体の状況は正直言って自分たちが関与もしてませんので、各自治体の状況は、今、ここで私もお話ししません。本市の状況で考えると、市あるいは教育委員会が主催する行事については、どちらかというとほとんどやってます、この2年数か月にわたっても。それが現実です。だから、多くの行事が中止となりというのは、はっきりいうと間違いです。
豊明市がではなくて、実行委員会方式でやってる桶狭間古戦場まつり、豊明夏まつり、豊明秋まつり、これが3大祭りと言われております。あと、社会福祉協議会が主催するボランティアフェスティバル、これも4つとも、全部が中止になってるわけではなくて、例えば桶狭間古戦場まつりは、先日、この前の土曜日もそうですけども、慰霊祭、墓前祭は去年も今年も開いてるだとか、あと、夏まつりについても、昨年の花火のサプライズ打ち上げはやるだとか、そういったことになってるんですけども、中止になってると言われれば、メインの行事は中止になってる。
ただ、逆に言うと、市の主催行事やら安全安心フェスティバルだとか、教育委員会が主催してる成人式とかはやり切ってる状態。グリーンフェスタも同様ですね、やってる状態でございますので、だから、我々としては、よく判断としてなんですけども、感染防止を徹底できるかどうか、参加者の方々に対して。参加者の方々にマスクを着用してください、あるいは3密を防いだ状態で楽しんでください、そういったことを周知して協力いただける状況であれば実施できる。そうでなくて、なかなかそれが周知できないだとか、徹底できることが難しいだろうということを判断した場合には中止、あるいは実行委員会のほうにも、中止したほうが望ましいというふうに自分たちの意見としては申し上げて、実際のところ、最終的に実行委員会としては中止にされてるといった状態でございます。
地域については、地域の区や町内の行事について、私たちが意思決定することはありませんので、あくまで区や町内会が決めてます。区や町内会も、区費や町内会費を頂いた状態で運営されるもんですから、だから、区民や町内の皆さんの御意向、皆さんに納得していただいた状態で実行できるのかどうかということも含めて、最終的に実施するかどうかを決められてます。だから、感染防止だけではなくて、そういった趣旨もあるもんですから、区や町内がやられる運動会だとか夏まつり、そういったものが軒並み中止になってる。
逆に言うと、生活の本当に重要な部分になってるまちかど運動教室だとか防災訓練等は、縮小したり、あるいはやり方を変えたり、グループ分けをしたり、そういったいろんな工夫をしながら、逆にこちらもやり切っていただいてるというのが当市の状況かなというふうに思います。そこだけ確認のためにお伝えしました。
以上です。
◯議長(三浦桂司議員) 伊藤経済建設部長。
◯経済建設部長(伊藤正弘君) それでは、続きまして、経済建設部よりお答えをさせていただきます。
まず、大きな項目の新型コロナウイルス感染症の影響と対策のうちの1つ目、市内での倒産、閉店、廃業した事業者数、また、起業、創業、開店事業者数についてでございます。
市内全体では数字を把握ができませんので、商工会の会員1,182事業所の中での数字を申し上げたいと思います。令和3年度では17事業者、令和2年度で30事業者、令和元年度で28事業者が廃業しておりまして、令和2年度に比べて減少傾向にあるということでございます。
一方の起業、創業の事業者でございますが、市内の金融機関への調査を毎年実施しておりまして、令和3年度で22事業者となっております。推移でいうと、創業の数としては倍増しているような形の数字になっております。
続きまして、2つ目の市内の失業率とその推移についてということの項目です。
市内の失業率については数字が把握できませんので、愛知県全体の数字で、過去3年間を年の平均で申し上げますと、令和3年が2.5%、令和2年が2.5%、令和元年が1.9%となっておりまして、全国平均よりも約0.3から0.5程度低い状況でございます。これが平均値ということです。ただ、直近の失業率ということで見直してみますと1.9%になっておりまして、回復の基調にあります。良化傾向にあるというのが現状での変化でございます。
市の対応としましては、この3月に愛知労働局と雇用対策に関する協定を締結をさせていただきました。新聞報道にもありましたとおりでございます。求職者を対象とした就職フェアを開催するなど、ハローワークと連携をした施策を展開していく予定でございます。
以上でございます。
◯議長(三浦桂司議員) 宇佐見市民生活部長。
◯市民生活部長(宇佐見恭裕君) 市民生活部から、新型コロナウイルス感染症の影響と対策から、2点目と4点目についてお答えをさせていただきます。
市税の滞納者数及び滞納額の推移について、新型コロナウイルス感染症パンデミック前の平成30年度から令和2年度までの、年度末時点の滞納者数と滞納額を申し上げます。
平成30年度、滞納者数3,389人、滞納額約7億846万円。令和元年度、滞納者数3,003人、滞納額約5億9,927万円。令和2年度、滞納者数2,717人、滞納額約5億3,217万円。平成30年度から令和2年度の間で滞納者は672人減っておりまして、滞納額も1億7,628万円余り減っております。
続いて4点目、本市や各自治体でも多くの行事が中止となり、地域へ及ぼす影響についてでございます。先ほど市長からも御答弁ございましたが、少し重なるところもございますが、答弁させていただきます。
コロナ禍でこれまで2年間、感染拡大防止の観点から、多くの市民が集まる事業やイベントについて、新型コロナウイルスの特性が不明であった段階では中止や規模縮小が余儀なくされてまいりました。それに倣いまして、各区や町内会等においても、お祭りや文化祭など、多くの住民が集まる行事や飲食等を伴う会合等、以前のような活動が行えない状況が続いております。さらには、子ども会、老人クラブの活動の活動も休止、縮小を余儀なくされ、住民同士のつながりや絆を深める機会が減っているということを把握をしております。
こうした状況が続きますと、区や町内会等においては役員等の交代もございまして、事業実施に係るノウハウが継承できず、再開させようという意欲も失われていき、コミュニティー活動が衰退していくことが懸念されるところでございます。
今後については、徐々に地域のコミュニティー活動を再開させていく段階に来ていると認識しておりますので、引き続き、区町内会等から事業実施、それから再開に係る相談に丁寧に応じてまいりたいというふうに考えております。
以上です。
◯議長(三浦桂司議員) 中村健康福祉部長。
◯健康福祉部長(中村泰正君) それでは、健康福祉部より、3点目の未就学児のマスクの着用の現状と対応について回答させていただきます。
保育園におきましては、3歳未満児についてマスクの着用をお願いしておりません。また、3歳以上児につきまして、保護者の判断で無理のない範囲のマスクの着用をしていただいておる現状でございます。
外遊びでは熱中症も懸念されますので、マスクの着用は原則しておりません。また、今後マニュアル等対応について、変更は予定しておりません。
以上です。
◯議長(三浦桂司議員) 藤井教育部長。
◯教育部長(藤井和久君) それでは、教育部より、順次回答させていただきます。
まず、最初、新型コロナウイルス感染症の影響と対策の中の、児童生徒へのマスク着用の現状と対応と指導についてです。
児童生徒等のマスク着用に関しては、文部科学省等の通知を受けた愛知県教育委員会からの通知を参考に対応しております。その中で、学校生活、学校教育活動においてマスクが必要のない場面としましては、人との距離が確保できる場合、この場合は基本的にはマスクは必要はありませんと言っております。具体的に言いますと、例えば屋外では、人との距離が確保できなくても、会話をほとんど行わない場合は必要ありません。具体的には、鬼ごっこだとか、移動、運動、自然観察等が挙げられます。
また、屋内においても、人との距離が確保できて会話をほとんど行わない場合、具体的に言うと、個人で行う読書だとか調べ事、こういった場合も必要ないと言っております。
さらに学校生活全般で、例えば体育の授業、運動部活動、登下校の際も、基本的にはマスクの着用は不要と言っております。ただし、状況によって、人と人とが密接になった場合であったり、そういった状況下で、熱中症ですとか、あと、呼吸困難な状況に陥らない状況に関しては、マスク着用の必要もある場合があるというようなことを言っております。
報道等でマスクの脱着についての情報が流れていますが、これを受けて、愛知県教育委員会から、夏季を迎えるに当たり、熱中症などの健康被害を防ぐために、児童生徒等のマスクの着用に関して特に注意すべき事項を改めてお伝えするものであり、教育活動の実施等のガイドラインにおける取扱いを変更するものではありませんとの通知がありました。
次に、2項目め、新歴史民俗資料室と市史編さん室について回答させていただきます。
1つ目、ユニホームやオリジナルグッズ、記念スタンプを作成したらどうかについてです。
新しい歴史民俗資料室がオープンした際には、来館者へ桶狭間古戦場伝説地に関連したしおりの配布や、歴史民俗資料室記念のスタンプを訪れた方々に自由に押していただけるようにしました。今後も展示されている文化財のしおりを新たに作成する予定です。また、沓掛城址の御城印も先着順で無料配布をする予定です。スタッフのユニホームの件につきましては、一度検討していきたいというふうに考えております。
次に、2点目、各地で仏像等の盗難が頻発しています。本市の状況と対応はについてです。
仏像の保管、管理は、各所有者にお願いしております。現時点において、本市では盗難といった報告は聞いておりません。
3つ目、編さん室には地域を記した書もあり、対象地域への出前講座の考えはという点についてです。
現状でも、地域からの依頼に応じて文化財に関する出前講座を行っておりますので、これからも地域の要望に可能な限り対応していきながら、歴史民俗資料室を活用した講座の開催も行っていきたいというふうに考えております。
4つ目、来場回数や人数が増える工夫をしていることがあれば教えてくださいという点についてです。
今後は、歴史民俗資料調査研究会の協力の下、定期的なワークショップの開催、毎年テーマを決めた企画展を開催し、多くの方々に文化財に興味を持っていただき、何度でも来館していただけるような行事を企画していきたいと考えております。
以上です。
◯議長(三浦桂司議員) 一通り答弁は終わりました。
再質問がありましたら挙手を願います。
いとうひろし議員。
◯2番(いとうひろし議員) 一通りの答弁、ありがとうございます。
先ほどの答弁の中で、コロナの影響に関する質問のほうで、1番、先ほど答弁で、令和3年度の廃業者数は17事業者というお答えをいただいたんですけれども、業種の内容が、内訳が分かれば教えてください。
◯議長(三浦桂司議員) 答弁願います。
伊藤経済建設部長。
◯経済建設部長(伊藤正弘君) 廃業の事業者ということでよろしかったでしょうか。
廃業の事業者につきましては、飲食店が3、商店さんが5、あと、サービス業、機械修理とか設計であるとかというところが6、製造業が2、建設業が1というような状況でございます。
ただ、高齢とか承継の課題とか、いろいろ事情は個別にあるというところでございます。
以上です。
◯議長(三浦桂司議員) いとうひろし議員。
◯2番(いとうひろし議員) 市内の失業率は分からないということだったんですけれども、商工会の会員数のほうはこの3年間ぐらいの推移がもし分かれば教えてください。
◯議長(三浦桂司議員) 伊藤経済建設部長。
◯経済建設部長(伊藤正弘君) 商工会さんの会員数ということでございます。元年度から順に申し上げますと、令和の元年度が1,177、2年度が1,178、3年度が1,182ということでございますので、おおむね横ばいのような状況でございます。
以上です。
◯議長(三浦桂司議員) 指名してからにしてください。指名してからにしてください。
いとうひろし議員。
◯2番(いとうひろし議員) では、その商工会のほうなんですけども、その組織加入率というか、全体の中で商工会に入っている加入率の割合は何%ぐらいなんでしょうか。
◯議長(三浦桂司議員) 答弁願います。
伊藤経済建設部長。
◯経済建設部長(伊藤正弘君) 組織率、加入率ということでございますが、53.7%でございます。
以上です。
◯議長(三浦桂司議員) いとうひろし議員。
◯2番(いとうひろし議員) 今、聞く答弁の中では、あまり今回、コロナの影響があまり反映されてないような部分もあると感じました。ですが、今後の市内のにぎわい、活力、これをいかに創出していくのか、教えてください。
◯議長(三浦桂司議員) 答弁願います。
伊藤経済建設部長。
◯経済建設部長(伊藤正弘君) 蔓延防止の措置が終了しまして、飲食店などには人が戻りつつある状況ということはあるかと思います。ただ、物価上昇ということで市民生活への影響ということも一方では懸念が生じているという、ちょっと難しい状況もあります。
ということもございまして、地域経済の活性化とか、あと、市民生活の支援というようなことを含めたことで、市内小規模店舗で利用できる割引券事業ということで、今回の議会の補正予算のほうにも計上させていただいておりますので、まずやれることとしてこういったところには取り組んでまいりたいというふうに考えております。
以上です。
◯議長(三浦桂司議員) いとうひろし議員。
◯2番(いとうひろし議員) ありがとうございます。
国や県や市から、個人向けやその事業者向けの様々な支援策が設けられていると思うんですけれども、これらの申請とかその支給の状況が分かれば教えてください。
◯議長(三浦桂司議員) 答弁願います。
伊藤経済建設部長。
◯経済建設部長(伊藤正弘君) 事業者向けの支援制度についてでございます。
国の持続化給付金、雇用調整助成金など、また、県の休業協力金の事業者向け支援制度の実績につきましては、市として把握ができないという状況ではございます。
なお、令和3年度の市の単独施策のほうで、感染防止対策として、購入した備品に対する補助金事業というのをさせていただいておりまして、これについても御活用が多くございまして、433件の申請をいただいて、3,787万円の交付実績ということになっております。
以上です。
◯議長(三浦桂司議員) いとうひろし議員。
◯2番(いとうひろし議員) 分かりました。
今まで聞いた中で失業率もあまり変わらない、税の滞納者や納税額は増えているのではなくて、このコロナ禍においても大きく減っている状況、これは新型コロナ支援策としてその給付金や貸付けなどが行われており、市税の滞納に関して延滞金が、これがかからないというなどの特例制度、これが徴収猶与が実施されていたかと思われるんですね。こちらの申請件数と金額が分かれば教えてください。
◯議長(三浦桂司議員) 答弁願います。
宇佐見市民生活部長。
◯市民生活部長(宇佐見恭裕君) 新型コロナウイルス対策の徴収猶予の特例制度が令和2年2月1日、1年間設けられておりますが、本申請は104件がされまして、対象の金額といたしましては2,349万円余りとなっております。
以上です。
◯議長(三浦桂司議員) いとうひろし議員。
◯2番(いとうひろし議員) 執行猶予の件数は何件でしたっけ。
◯議長(三浦桂司議員) 答弁願います。できますか。
宇佐見市民生活部長。
◯市民生活部長(宇佐見恭裕君) すみません、徴収猶予の件数ですか。ごめんなさい、104件でございます。
以上です。
◯議長(三浦桂司議員) いとうひろし議員。
◯2番(いとうひろし議員) 今、104件、徴収猶予件数がということが伺いました。
市民はやっぱり給付金や貸付金制度、さらには徴収猶予など、あらゆるその支援策を利用して何とか乗り切ってきたと思うんです。そして、今、コロナが少しずつ収まる中で大変疲弊している状況です。アフターコロナに大きな期待をしていますけども、物価の上昇など追い打ちをかける状況で、これ以上耐えられないことにもなりかねないと思います。これから、この景気状況のいかんが市民生活に大きな影響を及ぼすと考えます。例えば、困窮者の方々については、特別定額給付金の申請や、この支給状況、こちらが分かれば教えてください。
◯議長(三浦桂司議員) 答弁願います。
中村健康福祉部長。
◯健康福祉部長(中村泰正君) それでは、回答させていただきます。
昨年度、11号補正でお認めいただき、2月より受付を開始いたしました市民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金につきましては、4月末の実績になりますが、非課税世帯5,192世帯、家計急変世帯117世帯に支給しております。非課税世帯に関しましては、対象世帯の89%支給となっております。
終わります。
◯議長(三浦桂司議員) いとうひろし議員。
◯2番(いとうひろし議員) それでは、緊急小口資金、総合支援資金のそれぞれの申込み件数が分かれば教えてください。
◯議長(三浦桂司議員) 答弁願います。
中村健康福祉部長。
◯健康福祉部長(中村泰正君) 特例貸付けの入り口となる緊急小口資金は、令和2年度632件、令和3年度195件となっております。
また、緊急小口貸付けに続く総合支援資金につきましては、令和2年度192件、令和3年度389件となっております。
特例貸付けの総額別には、200万円48件、140万円77件、80万円360件となっております。
終わります。
◯議長(三浦桂司議員) いとうひろし議員。
◯2番(いとうひろし議員) 物価も上がり、国保税も上がり、年金は下がり、こちらでも何とか貸付けを利用して乗り切ろうとしている市民の状況がうかがえます。年金生活者は今後どのようになっていくのか、推測をお聞かせください。
◯議長(三浦桂司議員) 答弁願います。
中村健康福祉部長。
◯健康福祉部長(中村泰正君) 物価の高騰は一過性のものではなく、長期的なものと予測しております。コロナ禍の影響も長引いておりまして、年金生活者にかかわらず、不安定な生活状況の方々には影響が及ぶものと考えております。引き続き各種制度や相談窓口の周知と、お一人お一人の現状に寄り添った相談支援をしてまいりたいと考えております。
終わります。
◯議長(三浦桂司議員) いとうひろし議員。
◯2番(いとうひろし議員) ありがとうございます。税の滞納者だけでなく、こちらの生活困窮者の方々の支援のほうも引き続き支援を継続していると思いますけども、国の規定対象外の困窮者にも丁寧な対応で窓口対応もお願いします。
本市の中で、お困りの事業者から困窮者に至るまで幅広く行う支援策や地域経済の活性化等が必要だと考えますけども、この辺の策があれば教えてください。
◯議長(三浦桂司議員) 答弁願います。
回答できませんか、今のところ。
伊藤経済建設部長。
◯経済建設部長(伊藤正弘君) 先ほど少し触れさせていただきましたが、事業者支援のところで触れましたけれども、このたびの補正予算のほうで、2回目の割引券事業ということでさせていただきます。今回については、生活支援、物価高騰という状況も考慮しますし、生活支援というところにも軸足を置いた形で私どものほうでさせていただきますので、こういったところが市の単独事業としての姿勢というふうで御理解いただければと思います。
以上です。
◯議長(三浦桂司議員) いとうひろし議員。
◯2番(いとうひろし議員) ありがとうございます。
続きまして、3番の未就学児、児童、生徒へのマスク着用の現状と対応と指導についてお聞きします。
先ほどの答弁の中で、マスクを今、特に園児のほうはしていなくてもいいということだったんですけども、以前、今までマスク着用で体調不良とうかがえるような児童生徒は、園児はいたのでしょうか、報告があったんでしょうか。
◯議長(三浦桂司議員) 中村健康福祉部長。
◯健康福祉部長(中村泰正君) 保育園に関しましては、以前にマスクを起因としたそのような御報告は受けておりません。
終わります。
◯議長(三浦桂司議員) 藤井教育部長。
◯教育部長(藤井和久君) やはり夏の時期に、去年あたりですとほとんどマスクをしておりますので、やっぱり体調不良になる児童生徒も若干いたんじゃないかなというふうには聞いております。
以上です。
◯議長(三浦桂司議員) いとうひろし議員。
◯2番(いとうひろし議員) この夏の登下校の際の児童生徒のマスクの着用については、どのようにお考えでしょうか。
◯議長(三浦桂司議員) 答弁願います。
藤井教育部長。
◯教育部長(藤井和久君) 基本的には、登下校の際にもマスクは不要だよというふうに国のほうから通達がありますので、基本的にはする必要はありません。そのためには、極力会話をせずに、距離は近くてもいいんですけれども、会話をせずに登下校してくださいというふうになっております。
以上です。
◯議長(三浦桂司議員) いとうひろし議員。
◯2番(いとうひろし議員) 私もこうやって一般質問をさせていただきますと、非常にマスクしていると苦しいんです。だから、一日も早くコロナ感染症が収まっていくことを願っております。
このコロナが要因とも思われるけど、支え合いの基盤が弱まり、孤立する機会が多くなり、一方、地域社会の役割が広がり、困難を持つ市民が地域を支え合う仕組みが求められておると思います。様々な困難を抱えた場合でも、社会から孤立せず、安心してその人らしい生活を送ることができる社会の実現を考えております。
問題解決には、行政と協働する地域社会の取組が私は重要と考えております。今後、どのようなネットワークを構築して、ひきこもりの方や社会的孤立者を支援するのか、教えてください。
◯議長(三浦桂司議員) 答弁願います。
答弁は、手が挙がりませんか。誰が。答えれないことはないと思うんですけども、誰か手を挙げていただきたいけども。
小浮市長。
◯市長(小浮正典君) コロナ禍云々かんぬんではなくて、今年度から重層的支援体制整備事業を当市としてやっておりますので、それぞれの担当課が入り口にはなりますけれども、担当課でとどまらず、幾つかの課題を持ってらっしゃる家庭については、幾つかの課が一緒に対応してその家庭の課題を解決していく、寄り添っていくということが市として求められているということだというふうに考えております。
以上です。
◯議長(三浦桂司議員) いとうひろし議員。
◯2番(いとうひろし議員) 私も、ですから、区会のほうに参加させていただいてると、よく市の基準というか、区のほうがイベントをやろうと、開催しようと。だけど、これは市のほうはどんな基準があるのかなということをよく聞かれます。そんなとき、新しい今のコロナが収まりつつある中で、市のほうが新しい基準とか、そういったマニュアルみたいなものは作成の予定はあるんでしょうか。
◯議長(三浦桂司議員) 答弁願います。
小浮市長。
◯市長(小浮正典君) この2年間、私もたくさん相談を受けましたけれども、基本的には室外と室内でまた違います。室外については、これまでも開催しやすい、距離も取りやすいので、空間も広いもんですから。そういった形で、マスクを着用できる方はできるだけマスクを着用していただいて、そのほうがお互いに安心なもんだから、感染防止というだけではなくて、そういった形で開催されたらどうですかというふうにお話ししております。
室内については、やはり人数を一定程度制限しないと、お互いに不安な状態でやると、せっかく開催しても、感染防止の観点だけではなくて、本当にやっていいのという疑心暗鬼が役員のほうに区民や町内の住民から寄せられてしまうと、何のためにやってるのか分からない。逆に絆を弱めてしまうことになりかねないもんだから、マスクを着用した状態で密を防ぐだけの人数制限をやって、また、換気も室内であればやれる状態ですかと、そういった形であれば市のほうもやってるし、実際にまちかど運動教室はやってくださいという形でお願いしてるもんですから、同じように実施されたらどうですかというふうに御説明してます。
最終的には、何度も申し上げますが、区や町内が決めることなんです。市が決めることじゃないんですね。ガイドラインと言っても、それぞれの環境が違うもんですから、それぞれで考える必要があります。単純なガイドラインをつくって、じゃ、市のほうがこれでこういうふうにと言ってるもんだから、これでやったらという形で言われたとしても、その面積の広さだとか人数の多さだとか、それはそれぞれ別なので、それぞれケース・バイ・ケースで考えるしかないです。それをやはりそれぞれ区や区の役員の皆さん同士で話していただいて、やってる区はやってるし、やってない区はやってない。結果的にそういうふうになってるというふうに踏まえております。
以上です。
◯議長(三浦桂司議員) いとうひろし議員。
◯2番(いとうひろし議員) ありがとうございます。よく分かりました。
また、最近、各地で久しぶりに、コロナが少しずつ収束してから、久しぶりに町内会による公園掃除が実施されました。コロナ感染症の影響で町内参加の公園掃除は2年間ぐらい中止でしたが、みんなが行い、大変きれいになりました。
しかし、道路の脇の草、ごみ等の清掃についてはなかなか行われておらず、コロナ感染症が少なくなりつつある今、市民の参加による自宅の前や事業所の付近で掃除をしていただくような、そんな市民運動はできないでしょうか、お尋ねします。
◯議長(三浦桂司議員) 答弁願います。
伊藤経済建設部長。
◯経済建設部長(伊藤正弘君) 環境課のほうで、公園の掃除は都市計画課、あと、クリーン月間は環境課というような形で、区長会を通じまして、毎年、今年度はこういう形でお願いしますというようなことをさせていただいております。
それで3年ぶりに再開というところでございますが、基本的には、その地域自治の中で御協力をいただいて、行政が御支援、御協力できることということで、一緒にやっていくという取組で再開をさせていただいておるところでございますので、さらにそれ以上の市民活動によるということになりますと、それはそれぞれの地域で自発的な活動で、公園の維持だったり道路の清掃だったりということを御協力いただければ、私どもとしては積極的にまたアシストの御相談といいましょうか、そういうところはさせていただきたいと思います。
以上です。
◯議長(三浦桂司議員) いとうひろし議員。
◯2番(いとうひろし議員) たしか今年、毎年あるんですけども、8月1日から8月31日は道路ふれあい月間ということで、8月10日は道の日なんですよね。その辺と掛け合わせしながら、何かこの辺の運動をもう少し積極的に行えるような関係を整えていただきたいなと思います。やっぱり我らのまち、守ったるぞみたいな感じでやってもらえればうれしいなと思います。
これで1個目の質問は終わって、2件目の歴史民俗資料室と市史編さん室について再質問を行います。
陳列してある陳列品の貸出し等、もうちょっとボリュームが少ないと思うんですね。だから、市民の方から、例えば自宅に持っているものを貸出し依頼かけるとか、そういったふうな、お借りして展示はできないでしょうか、お聞きします。
◯議長(三浦桂司議員) 答弁願います。
藤井教育部長。
◯教育部長(藤井和久君) これまでも一般の方から出土品等をお借りすることはありましたが、今後も企画展等必要に応じてお借りしていきたいというふうに考えております。
終わります。
◯議長(三浦桂司議員) いとうひろし議員。
◯2番(いとうひろし議員) ありがとうございます。よろしくお願いします。
あと、沓掛地区の柿ノ木交差点から西のほうに広がってくる薬師ヶ根遺跡、これが名古屋の岡崎線上にもしかかるような箇所があった場合、その薬師ヶ根遺跡の保存、保管はどのようになっていかれるんでしょうか。
◯議長(三浦桂司議員) 答弁願います。
藤井教育部長。
◯教育部長(藤井和久君) 埋蔵文化財の埋蔵文化財地内における開発については、事前に県への届出等が必要になるなど、文化財保護法に基づいて保存、管理していくことになるかなというふうに思います。
以上です。
◯議長(三浦桂司議員) いとうひろし議員。
◯2番(いとうひろし議員) ありがとうございます。
あと、歴史民俗資料室、こちらがリニューアルして、来場者数はどうなったんでしょうか。また、その特徴が分かれば教えてください。
◯議長(三浦桂司議員) 答弁願います。
藤井教育部長。
◯教育部長(藤井和久君) リニューアルオープニングイベントの際には約400人の来場者がありました。年齢は40歳代から70歳以上まで、幅広い年齢層の方にお越しいただきました。また、オープン記念としてのぶながくん家紋塗り絵コーナーを設けて、たくさんの子どもたちにも楽しんでいただけたと思っております。今後も新しい資料室を活用した企画を随時行っていきたいと思っております。
また、今回の資料室では、桶狭間の戦いに特化した展示コーナーを新たに設け、国指定の史跡である桶狭間古戦場伝説地や仙人塚などに関連した資料を紹介しております。今後も来場者からの意見を基に、豊明の歴史や文化に触れられる充実した資料室にしていきたいと考えております。
以上です。
◯議長(三浦桂司議員) いとうひろし議員。
◯2番(いとうひろし議員) リニューアルする前の開館日は月に1回の開館だったんですけども、今は週2回の開館になった理由を教えてください。
◯議長(三浦桂司議員) 答弁願います。
藤井教育部長。
◯教育部長(藤井和久君) 以前の資料室は確かに月1回の開館ということだったんですけれども、より多くの人々に資料室を見ていただきたいということもありまして、今回のリニューアルに合わせて毎週2日間開催することにしました。
以上です。
◯議長(三浦桂司議員) いとうひろし議員。
◯2番(いとうひろし議員) ありがとうございます。
今回のこのリニューアル前のスタッフ、これは歴史民俗資料調査研究会の方でやってたと思うんですけども、今は生涯学習課の職員も常駐しているようなんですけれども、どうしてですか、教えてください。
◯議長(三浦桂司議員) 答弁願います。
藤井教育部長。
◯教育部長(藤井和久君) リニューアルして開館の日数が増えたこともありますので、イベント等を行う際には歴史民俗資料調査研究会のメンバーにも参加していただきますし、それ以外の平日等につきましては、生涯学習課の会計年度任用職員等が常駐する形で対応しております。
以上です。
◯議長(三浦桂司議員) いとうひろし議員。
◯2番(いとうひろし議員) 今回のリニューアルで心がけたことがあれば教えてください。
◯議長(三浦桂司議員) 答弁願います。
藤井教育部長。
◯教育部長(藤井和久君) 豊明市の歴史、常設展では、歴史資料ですとか考古資料をテーマごとに取り上げて、原始から近代の豊明の歴史を順次紹介しております。勅使池の遺跡、若王子遺跡から出土した遺物や、市内を通る3つの街道の歴史、豊明北東部の自然、具体的にはナガバノイシモチソウ、大狭間湿地の紹介、さらには地域の発展に貢献した人物像など、過去の展示で大きく取り上げられなかった内容を新たに追加しております。
以上です。
◯議長(三浦桂司議員) いとうひろし議員。
◯2番(いとうひろし議員) ありがとうございます。
今年、豊明市制50周年ということで、豊明市史、こちらの販売も何か新たな資料をつけて、新たなアプローチを心がけてみてはいかがでしょうか。資料室には歴史的な価値あるものが多く、歴史について学ぶことは郷土に誇りを持つことになると思います。
郷土の歴史や伝説、文化を学んだり、自然の中で様々な体験をしたり、地域の人との人間関係を深めながら故郷を愛する心を育むことは、人間形成の根幹をなす重要な教育だと思います。自分や祖先や成長の過程を振り返り、郷土との関わりを知ることで、郷土を大事にしたい、郷土を守り育てたいという心情が生まれてきます。都市化に伴い、人間関係や連帯感が失われ、地域の伝統や文化が忘れ去られようとしている現代社会において、郷土に親しみや愛着を持ち、郷土の発展のために貢献したいという気持ちを持った児童生徒を育成することは、伝統文化の継承や自然環境の保全、地域コミュニティーの維持、若年層の地元定住、ひいては地域経済発展のためにも大切であると思います。
小中学生がこの魅力あふれる豊明を故郷として意識するために、従来の市町村の枠組みを超えた豊明市としての取組が必要ではないかと考えます。なぜなら、小中学生は行動範囲が狭く、自発的に視野を広げることは容易ではないにもかかわらず、将来の進路選択に関わる自我や人間性が形成される大事な時期でもあるからです。豊明市を故郷として意識づけるような新しい仲間との交流を通して、多くの子どもたちに豊明を好きになってもらい、自分を育ててくれた地元を大事に思う心を伸ばすことが、少子化の時代にあって地域社会を維持発展させるために重要だと考えます。また、このような教育、指導を受けて育った児童生徒の成長に伴って、住民との一体感の熟成も着実に進んでいくものと考えます。
そこで質問ですが、教育行政の基本方針に郷土を愛しとあるが、その郷土愛を育むためにどんな教育を実施しているのか、教育長にお尋ねします。
◯議長(三浦桂司議員) 答弁願います。
伏屋教育長、よろしくお願いいたします。
◯教育長(伏屋一幸君) 学校のほうでは、小学校のときに副読本というのがございます。そちらのほうで郷土の歴史だとか文化を学ぶという、そういった機会を設けておりますし、中学校でいきますと、随分、お祭りとかは今、コロナでありませんけども、以前は地域のお祭りだとかがあったときに、金魚すくいをお手伝いしたりだとかたこ焼きを焼いたりだとか、地域の人との交流というのが盛んに行われておりました。そういったことが、地域の中で顔見知りになり、また心が近くなる、そういったことにつながったんだろうなと思います。
これでコロナも徐々に、どういった形で人と人とが交流するのかというのが見えてまいりましたので、いろんなイベントも再開傾向にございます。そういったときに、先ほど申し上げたような、地域へも子どもたちが出てって地域の人たちと関わり合うだとか、さらに、先ほどおっしゃったような歴史民俗資料室、そういったものも活用しながら、豊明のことを知ってもらって、高校だとか大学とかを出て活躍するときにぜひ豊明にも住んでもらいたいし、豊明でできたら働いてほしいなというふうなこともあります。そういったことを続けていきたいなというふうに思っております。
以上です。
◯議長(三浦桂司議員) いとうひろし議員。
◯2番(いとうひろし議員) ありがとうございます。
以上で私の一般質問を終わります。
◯議長(三浦桂司議員) これにて2番 いとうひろし議員の一般質問を終わります。