令和6年9月定例月議会(第2号) 本文 2024-08-30

◯8番(いとうひろし議員) 改めまして、皆さん、おはようございます。
 台風10号が近づいてまいります。30日にかけて九州を横断し、その後、31日にかけて西日本を東へ進む見込みであります。その後、ゆっくりと東北に進み、2日の夜には熱帯低気圧に変わる予報が出ておりますが、この台風の動きが遅いため西日本を中心に長い時間にわたって猛烈な雨や非常に強い風が吹いて大しけが続き、総雨量も多くなっているようです。進路上にある東海地方においても、厳重な注意が必要です。テレビの報道では、土砂災害や風水害の状況が各地から届けられていました。その中で、標識や街路樹までも倒れている映像も見かけました。本市においても、今後の状況が心配されます。
 なお、この台風によりお命をなくされた方々には御冥福をお祈りいたしますとともに、被害を受けられた方には心よりお見舞いを申し上げます。
 では、一般質問に入りたいと思います。
 豊明の未来パート5として、地域と共にある学校についてであります。
 市の未来にとって、子どもたちの存在は、希望、宝であります。子どもたちは未来からの使者であり、日本未来のそのものであります。その子どもたちが、今、大きな悲鳴が聞こえております。
 全国の小中学校において2023年度に不登校だった児童生徒は、29万9,048人の22.1%増で過去最高となりました。これは前年度に比べて約5.4万人も増加しており、このような事態は過去に例がなく、これはあまりにも深刻な状態と感じています。今後もさらに増えてしまうかと危惧いたします。
 今回は、市内の小中学生の不登校支援の方法や課題についてお聞きいたします。そして、特別支援教室の児童生徒や不登校児童生徒の保護者への支援も重要と考えます。また、子どもたちが不登校になった原因やその後の支援や対策と子どもの未来への投資についても、本市の状況や方針を以下の項目に従い質問させていただきます。
 1、不登校の児童と生徒の数とその割合、率について。
 2、校内フリースクールの現状と課題について。
 3、中学校卒業後の進路相談等の支援について。
 4、メタバース教育導入へのお考えについて。
 5、特別支援教室の児童生徒数の状況と課題について。
 6、地域で未来の子どもを育てる施策の1つである地域塾について。
 以上であります。
 それで、2点目の通告は、未来を見据えた環境美化管理体制です。
 緑豊かな本市において、緑は様々な役割を担っておりますが、月日がたちますと、公園内や学校内の樹木は成長とともに自力での管理が追いつかず、街路樹においては景観を保つために定期的に伐採を行っているようですが、沿道周辺の方々の協力により落ち葉の清掃をしていただいており、今後も危険のない範囲内で市民の方々のお力をお借りしながら、市のほうも効果的な維持管理をお願いします。持続可能な管理体制の構築が課題と思います。また、老木も目立ち始めており、成長の比較的遅い樹種への転換が望ましいのではないかと考えますので、計画的な更新を願います。
 そして、公園、学校の樹木も背が高くなり過ぎて業者でないとできない箇所もあります。西川公園の場合、区長が公園管理者に依頼して、高木の伐採は1年近くかかりました。大切な緑を残しながら迅速に整備していく必要があると思いますので、以下の項目について質問いたします。
 1、緑の管理体制について。
 2、市民の方が植樹ますに花を植えて管理していくのは可能か。
 3、街路樹や公園、学校内の木の枝が歩道や車道、隣地に伸びた部分は切ってもよいか。
 4、市内の環境美化推進のため、小型の路面清掃車の購入のお考えは。
 5、近年の異常気象等により、長雨や強風等で倒木の可能性はないか。
 以上、2件の通告です。
 以上で壇上での一般質問を終わります。

5:◯議長(毛受明宏議員) 答弁願います。
 浅井教育部長。

6:◯教育部長(浅井俊一君) それでは、教育部より、まず、大きな1項目め、豊明の未来パート5、地域と共にある学校について御回答いたします。
 まず、1項目め、不登校の児童生徒数とその割合でございます。
 令和5年度の実績値につきましては、国の調査基準としまして年間30日以上を欠席した児童生徒数をカウントすることとなっていますので、中には病欠や外国籍児童が一時的に帰国して欠席するということで30日を超えてしまった場合なども含んでいる前提で御回答させていただきます。小学生が64人で1.84%、中学生が139人で8.23%でございます。
 続きまして、2項目め、校内フリースクールの現状と課題についてでございます。
 中学校ですが、各学校とも教室に入れない生徒の学習の場や自分のペースで過ごす居場所として有効に活用ができております。
 しかしながら、今年度は立ち上げの年で、生徒の状況に応じて各校ごとに柔軟に運用しておりますので、市内で統一した形で保護者等への周知や運用ができてないという現状にあります。
 不登校の生徒にも、学校に来ることはできても教室に入れない生徒や、学校に来られない生徒、家から出ることが難しい生徒など、生徒の状況に応じて様々な選択肢を用意するよう、用意できるよう努めているところでありまして、その1つとして校内フリースクールを今年度から設置をしております。各校の状況に合わせつつも、保護者への十分な周知や、一定程度統一した運用をしていく必要があると考えております。
 続いて、3項目め、中学校卒業後の進路相談等の支援についてでございます。
 各中学校におきまして、卒業後の進路に向けて、進路指導主事や担任を中心に進路相談を重ねております。あわせて、高等学校や専修学校等の体験入学等の案内も各校で行っておりまして、たくさんの中学生が参加している状況にあります。
 続きまして、4項目め、メタバース教育導入へのお考えについてでございます。
 メタバース教育とは、アバターによるバーチャル教育空間を活用したもので、不登校になっております児童生徒においては、リアルな教室に比べてコミュニケーションを取りやすい、または、取るきっかけがつくりやすい状況が生まれる可能性があることを狙いまして、不登校対策の1つの選択肢として考えられているものでございます。
 一方で、効果がどの程度あるのか、どれだけ実際の教室に戻っていけているのかということを、まだ不透明な部分が多いことや、実際にメタバース教育を行う際に専任として関わるその教員の体制づくりですとかその指導方法の確立、それに係る費用など、課題も多く想定されております。そのため、導入自治体やモデル実施している自治体の状況等も含めて研究してまいりたいと考えております。
 続きまして、5項目め、特別支援教室の児童生徒の状況と課題についてでございます。
 特別支援学級は、障がい種別に分かれております。市内小中学校の特別支援学級数及び在籍の児童生徒数は年々増加の状況にありまして、中でも知的障がい学級、それから、自閉・情緒学級の在籍児童数の増加率が比較的高い状況にございます。
 また、先天性疾患や病気等による肢体不自由児や病弱虚弱児が特別支援学校ではなく小中学校での学びを希望する傾向にございまして、本市でも、車椅子を使用していたり歩行に困難さがあるなど、バリアフリー化や介助を必要とする児童生徒が小中学校で現在5名在籍をしております。
 特別支援学級では、1学級内の子どもの年齢がばらばらであり、障がいの種別や特性、それから、生活、学習上の困難さも様々であることから、個々やその集団に合った教育活動を進めるためには多くの特別支援教育支援員の配置が必要でございます。
 また、同時に、教育機関や医療機関、療育機関など、多職種との連携が不可欠であることから、包括的な支援体制の構築が必要であると考えております。
 続いて、5項目め、未来の子どもを育てる施策の1つである地域塾についてでございます。
 地域塾は、昨年度まで実施しておりました、どよう塾に代わる事業として今年度から開始した事業でございます。地域塾では、区や町内会が主体となって児童生徒に学習支援を行うもので、地域で子どもを育てていただくことを期待する事業として位置づけているものでございます。
 以上です。

7:◯議長(毛受明宏議員) 星子経済建設部長。

8:◯経済建設部長(星子恭士君) それでは、経済建設部より、2項目めの未来を見据えた環境美化管理体制から、順次、お答えいたします。
 まず、1項目めの緑の管理体制についてでございます。
 市内の街路樹の維持管理につきましては、市内全域で高木、低木の剪定、植樹ます内の抜根、除草などを行っております。
 あと、公園や緑地の管理につきましては、二村山緑地、西大根市民緑地、仙人塚市民緑地及び舘西公園は市が管理しておりまして、それ以外の65か所の都市公園につきましては、指定管理者が管理しております。
 その他、フラワーボランティアや地区の花いっぱい運動の方は、自ら植栽した花などを管理していただきまして、環境美化活動をお願いしております。
 続きまして、2項目め、市民の方が植樹ますに花を植えるのは可能かということでございます。
 街路樹にございます植樹ますについては、通行に支障とならないこと、適切な管理がなされることを前提に地元の方に花を植えてもらっている箇所もございます。
 3つ目の街路樹や公園、学校内の木の枝が歩道や車道、隣地に伸びた場合は切ってもよいかということでございます。
 伸びて越境した部分につきましては、原則、樹木の所有者、管理者が切除することになってございます。第三者で切断することは避けていただき、道路管理者、公園管理者へ御連絡いただければと思います。
 4番目、市内の環境美化推進のため、小型の路面清掃車購入のお考えはということでございますが、維持管理コスト等の総合的判断で購入の考えはございません。
 5番目、近年の異常気象等により、長雨や強風などで倒木の可能性はないかということにつきましては、街路樹につきまして、街路樹維持管理業務ですとか道路パトロール、市民の方からの連絡などで、街路樹の状態、危険性の把握に努めております。倒木のおそれのある街路樹につきましては、安全を最優先に考えまして、順次、伐採しております。
 公園につきましては、市や指定管理者が常時点検し、地元とも協議の上、必要に応じて伐採をしております。今年度も西川公園などの一部樹木について予定しております。今後も公園の老木については、計画的に伐採の上、補植する予定でございます。
 以上です。

9:◯議長(毛受明宏議員) 一通り答弁は終わりました。
 再質問がありましたら挙手願います。
 いとうひろし議員。

10:◯8番(いとうひろし議員) 一通りの答弁、ありがとうございます。
 早速でありますが、1件目の通告の再質問に入りたいと思います。
 不登校の児童と生徒数のこの割合、これを先ほどお聞きしましたけれども、どうなんでしょう、これ、だんだん増えてきているという認識でよかったでしょうか。

11:◯議長(毛受明宏議員) 答弁願います。
 浅井教育部長。

12:◯教育部長(浅井俊一君) 全国的な傾向と同様に、小中とも年々増加しているという状況と認識しています。
 令和4年度の不登校児童の数を申し上げると、小学生が51名、5年度は64名、それから、中学生については125名、5年度は139名、このような形で増加をしております。
 以上です。

13:◯議長(毛受明宏議員) いとうひろし議員。

14:◯8番(いとうひろし議員) 結構すごい勢いで増えてきている。これ、全国的なことだと思うので、豊明市だけがね、こうなっているわけではないと思うんですけど、本市において、どのような対策をされてきたんでしょうか。

15:◯議長(毛受明宏議員) 答弁願います。
 浅井教育部長。

16:◯教育部長(浅井俊一君) 不登校の児童生徒に対応するために、スクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラー、それから、教育支援センターの設置など、教育相談体制を充実するということ、こちらとともに、いじめや不登校の未然防止を図るために、小学校3年生以上の児童生徒を対象にQ-Uアンケートの実施による児童の学校生活での状況把握に努めてきております。
 以上です。

17:◯議長(毛受明宏議員) いとうひろし議員。

18:◯8番(いとうひろし議員) 今、答弁されたような対策をやってこられたということなんですけれども、この成果として、不登校者の数が今の対策で抑制されているのでしょうか。

19:◯議長(毛受明宏議員) 答弁願います。
 浅井教育部長。

20:◯教育部長(浅井俊一君) 対策の成果として明確に数値化されているというものではありませんが、一定数の抑制につながっているのではないかなというふうには認識をしております。
 しかしながら、不登校になる背景って、先ほども申し上げましたけども様々な要因が複合的に関係していることも多いものですから、抑制するための特効薬みたいなものっていうのがなかなか存在しないというのがちょっと悩みであります。そのため、本市としましても、できるだけ児童生徒に寄り添えるような体制を整えるようにすることを努めておりますけれども、結果的に増加傾向になっているというふうになってしまっている状況でございます。
 以上です。

21:◯議長(毛受明宏議員) いとうひろし議員。

22:◯8番(いとうひろし議員) ありがとうございます。
 先ほど、答弁の中で、支援員の拡充や、今後、新たな取組の方法とかはあるんでしょうか。

23:◯議長(毛受明宏議員) 答弁願います。
 浅井教育部長。

24:◯教育部長(浅井俊一君) 不登校の児童の割合が中学生に多いというところで、今年度から各中学校に校内フリースクールを設置したというのは先ほどの御質問のとおりかと思います。その中で、児童生徒がリラックスできるような環境の整備ですとか専任の指導者が学習支援を行うなど、これは試行錯誤の段階ではございますけれども、生徒に寄り添った体制づくりに努めていくという形で進めております。
 以上です。

25:◯議長(毛受明宏議員) いとうひろし議員。

26:◯8番(いとうひろし議員) 先ほどからのは、中学校の校内でフリースクールが開設されたりされていると思うんですが、不登校のその児童や生徒が家の中から出てこれない、そういった子どもに対しての対応は、どうなって、どう行っているんでしょうか。

27:◯議長(毛受明宏議員) 答弁願います。
 浅井教育部長。

28:◯教育部長(浅井俊一君) ひきこもりの児童生徒だけが対象というわけではありませんけれども、学校に行けない児童生徒に寄り添う存在としまして、スクールソーシャルワーカーですとかホームフレンドがございます。
 スクールソーシャルワーカーは、学校との連携の中で、児童生徒やその保護者との面談を通して支援を続けていく役割を担っておりますので、家庭訪問とかもするような場合もございます。
 それから、ホームフレンドにつきましては、子どもたちに近い年齢である学生が家庭を訪問して、話し相手になったり関心を持っていることに一緒に関わったりすることなどで時間をかけて信頼関係を築きながら支援をしていくという形としております。ホームフレンドにつきましては、現在5名の学生が登録をしており、要請を受けた子どもの家庭に訪問活動をしております。
 以上です。

29:◯議長(毛受明宏議員) いとうひろし議員。

30:◯8番(いとうひろし議員) ありがとうございます。
 今後、その校内フリースクール、まだまだ周知がちょっと少ないというお話でしたけれども、この校内フリースクールを民間に委託するような考えはないでしょうか。

31:◯議長(毛受明宏議員) 答弁願います。
 浅井教育部長。

32:◯教育部長(浅井俊一君) 現在、教員のOBですとか、あと、教員の免許を持つ会計年度任用職員の方に専任として携わっていただいてる状況にあります。
 現在のその実施の規模ですとか、あと、民間事業者がこちらのその親和性といいますかね、なじむかどうかというところの観点から行きますと、現時点では、そのような考え方はないという形になっております。
 以上です。

33:◯議長(毛受明宏議員) いとうひろし議員。

34:◯8番(いとうひろし議員) ありがとうございます。
 先ほども少しお聞きして、ちょっと重なる部分もあるんですが、教師のその働き方改革、そういったこともありますが、支援員の拡充の考えはないんでしょうか。

35:◯議長(毛受明宏議員) 答弁願います。
 浅井教育部長。

36:◯教育部長(浅井俊一君) この先の話もあるかと思いますが、校内フリースクールに来る児童生徒数の増加ですとかそういったような内容から、必要に応じて対応していきたいなというふうには考えております。
 以上です。

37:◯議長(毛受明宏議員) いとうひろし議員。

38:◯8番(いとうひろし議員) では、そういった生徒たちが、例えば、中学校を卒業してからの支援は、どのような支援があるんでしょうか。相談内容、相談とかね、どういった支援があるのか教えてください。

39:◯議長(毛受明宏議員) 答弁願います。
 浅井教育部長。

40:◯教育部長(浅井俊一君) 卒業後、基本的には市の教育委員会からは外れることにはなるんですけれども、現在、元気かなプロジェクトということで、卒業生に8月と3月の2回に困ったり悩んだりしたときの連絡先を記載したはがきのほうを送っているという事業をしております。連絡先については、卒業校のほかに教育相談電話のひまわりですとか市の教育委員会の電話番号、メールアドレス等が記載されておりますので、卒業生からの相談があれば対応ができる体制としております。
 以上です。

41:◯議長(毛受明宏議員) いとうひろし議員。

42:◯8番(いとうひろし議員) ありがとうございます。元気かなプロジェクトで対応していくということで、ありがとうございます。
 あと、地域塾によく似た取組として、夏休み期間中に文化会館で学習支援を行っていると聞いたけれども、その辺の実績等分かれば教えてください。

43:◯議長(毛受明宏議員) 答弁願います。
 浅井教育部長。

44:◯教育部長(浅井俊一君) 文化会館の茶室にて実施しております夏休み宿題スペース、このような名前になっておりますが、そちらのほうは、文化会館の指定管理者の自主事業として昨年度から実施をしております。どちらかといいますと、茶室を子どもの学習スペースとして開放するというような目的で実施しているものです。
 ただし、学習場所の提供ということのみでなくて、子どもたちの見守り役としてシルバー人材センターの教職の先生の経験者などを置いて、宿題の分からないところがあれば聞ける体制としております。
 実績としまして、今年度、この夏休みでは平日の1日2こまずつ、8日間行いまして、延べ87名の利用がございました。
 以上です。

45:◯議長(毛受明宏議員) いとうひろし議員。

46:◯8番(いとうひろし議員) 8日間で八十何名ということで、大変成果はあったんじゃないかなと、初回、初めてやったにしてはね、そんなふうに思っております。
 西川区においても、地域塾、これを見据えたその取組として、8月の19、20、23、24、この4日間、小中学生を中心に自主学習ルームを西川会館で開催し、青少年健全育成の方たちが携わっておられました。周知については、三崎小学校と豊明中学校に案内を依頼し実施した内容。これをまた報告していきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。
 現在、これからの児童生徒に私が望むことは、親や先祖を敬い、友を信頼していく主体性を伸ばし、チャレンジ精神や協調性を重んじ、今の社会で生きていける力をつける教育をと思います。主体性を持ち、人を巻き込み、社会への向き合い方が学べる教育ができれば、将来の投資にはなるんではないでしょうか。
 主体性とは、自分の意思判断で行動しようとする姿勢のことを言いますが、自主性とは、もともと決まっていることや他人から言われたことを積極的に行う姿勢を指します。具体的には、与えられた仕事に率先し取り組むことは自主性、現在の課題を自ら見つけ出し、次はこの施策を実行しようとする目標を自ら設定し責任を持って行動することは主体性と理解しています。現代の時代の変化とともに教材や環境は多少異なってきておりますが、心の教育も大切です。社会がこれだけ変わってきて、現在の学校の学びで今の時代に対応できているのか、子どもたちが熱中するもの、私はテニス部でしたのでテニスに夢中でした、それは人それぞれ違いがありますが、そんないろんな社会人のいろんな今後講義を通じ、自分のやりたいことへのチャレンジができる人間をつくりたいと思います。主体性と協調性を持って多様なことに出会い協同して学ぶ、そんな教育が必要と考えます。学校以外でそんな機会をつくれたらいいなと私は思っております。
 そして、愛知県では、全日制の単位制高校の不登校経験者に向け、選抜の定員数が拡大可能となり、これまで令和2年度募集人員は定員の5%程度でしたが、令和7年度は20%に上限を拡大するとの新聞の記事がありました。中学校卒業後の進路やその後の支援も引き続きしっかりお願いしていきたいと思います。
 また、愛知県では、2025年4月に、不登校経験者など、多様な学習ニーズを持つ学生、生徒にとって学びやすい高校として、全日制、昼間定時制、通信制の3つの課程を1つの学校内に置き、3つの課程間をフレキシブルに行き来でき学べる新しいタイプの学校として、豊田、武豊、愛西、豊川市でフレキシブルハイスクールを開設することとしております。
 また、2025年4月には、名古屋市、豊橋市の県立高校内において県立夜間中学校の設置も予定されております。翌26年には、豊田、小牧、一宮市にも開校予定です。県内に住所または勤務地があり、義務教育の年齢満15歳を超えた方で、日本または海外で義務教育を修了していない人や不登校など、様々な事情により十分な教育を受けれないまま中学校を卒業した方が対象となっております。それは17時から給食が始まり、21時までの平日に毎日開催される予定であります。
 不登校やひきこもりの問題に直面する児童生徒とその保護者が、高校進学やその後の人生に向けた対策を立てるための重要な情報提供が必要で、愛知県における不登校の生徒の取扱いや高校進学の選択肢、その辺のその後のこの社会性の育成など、一人一人の状況に合わせた解決策が存在します。
 高校進学後やその後の生活に、特にアルバイト等を通じた社会への参加が重要であること、そして、不登校のステージによって進学の選択肢が変わることを説明し理解させることも重要と感じます。
 また、ひきこもりのステージが進行した場合には、第三者による訪問等の支援が必要となることもあると思います。不登校やひきこもりの高校生たちを支援し、その9割以上が再び社会に戻っているとの記事もありました。それぞれの家庭には最適な支援を提供し、生徒と保護者が前向きに行動を起こすことを強く推奨しております。先ほどの情報が、不登校やひきこもりの問題に直面する生徒とその家族にとって、一歩前へ進むきっかけとなれば幸いです。
 間もなく夏休みも終わり、2学期が始まろうとしております。この時期は、困ったり悩んだりしてしまう時期でもありますので、生徒児童一人一人の生徒が自身の可能性を最大限に引き出し、充実した人生を送ることを心から願っております。
 これで1件目の再質問を終わります。
 続きまして、2件目の再質問を行います。
 街路樹や学校の樹木の管理は、直径とか高さとか、そういう剪定基準や何かはあるんでしょうか。

47:◯議長(毛受明宏議員) 答弁願います。
 星子経済建設部長。

48:◯経済建設部長(星子恭士君) 街路樹であります高木につきましては、直径とかに関係なく、道路の建築限界範囲であります車道の上空4.5メーター、歩道上空2.5メーターの範囲の枝葉は剪定することとしております。
 低木につきましては、現場の状況に合わせて、見通しのよい高さまで剪定することとしております。
 終わります。

49:◯議長(毛受明宏議員) いとうひろし議員。

50:◯8番(いとうひろし議員) ありがとうございます。
 緑の基本計画は、今、そろそろ新しく更新したほうがいいと思うんですけども、その辺のお考えを教えてください。

51:◯議長(毛受明宏議員) 星子経済建設部長。

52:◯経済建設部長(星子恭士君) 御指摘のとおり、緑の基本計画につきましては平成8年に作成しておりまして、既に25年以上経過しており、作成時の状況と変わってきております。この今度の令和8年度に改正いたします第4次都市計画マスタープランの策定に合わせて、緑の基本計画も策定いたします。
 終わります。

53:◯議長(毛受明宏議員) いとうひろし議員。

54:◯8番(いとうひろし議員) ありがとうございます。ぜひ策定していただければ、きれいなまちに一歩近づくと思いますんで、よろしくお願いいたします。
 その緑化率、緑化面積についてはいかがでしょうか、お聞きします。

55:◯議長(毛受明宏議員) 答弁願います。
 星子経済建設部長。

56:◯経済建設部長(星子恭士君) 令和6年4月1日時点で1人当たりの緑地面積は10.36m2で、目標の10m2はクリアしております。
 以上です。

57:◯議長(毛受明宏議員) いとうひろし議員。

58:◯8番(いとうひろし議員) では、次に、現在の植樹ますの管理についてお聞きします。
 現在、市内全域に多くの植樹ますがあります。市民をはじめ、市を訪れる多くの来訪者の皆さんに潤いと安らぎを与えております。今日までの市内の街路樹の沿革、街路樹がもたらす効果や効能についてお聞きします。

59:◯議長(毛受明宏議員) 答弁願います。
 星子経済建設部長。

60:◯経済建設部長(星子恭士君) 市内の街路樹の沿革につきましては、昭和47年の市制開始以来、市内の街路樹につきましては、一般的に街路、都市計画道路を建設する際に同時に植樹されております。以来、多くの樹木が40年から50年以上を経過しておりまして、街路樹は都市の美化の向上や道路環境の保全が目的でございます。日差しを遮ったり排気ガスや騒音を和らげる効果があり、通行される人々に潤いと安らぎを与える役目があるというふうに認識しております。
 終わります。

61:◯議長(毛受明宏議員) いとうひろし議員。

62:◯8番(いとうひろし議員) 市内におけるその街路樹の樹種、木の種類は、どんなようなものがあるんでしょうか。

63:◯議長(毛受明宏議員) 答弁願います。
 星子経済建設部長。

64:◯経済建設部長(星子恭士君) 市内の街路樹の樹種につきましては、高木ではケヤキが最も多い状況です。続きまして、クスノキ、マテバシイ、サルスベリというふうになっております。低木では、サザンカ、ヒラドツツジ、アベリアが多数を占めております。
 以上です。

65:◯議長(毛受明宏議員) いとうひろし議員。

66:◯8番(いとうひろし議員) ありがとうございます。
 高木、中低木と、いろんな種類があると、今、お聞きしましたけれども、それぞれ何本ぐらい維持管理されてるんでしょうか。

67:◯議長(毛受明宏議員) 答弁願います。
 星子経済建設部長。

68:◯経済建設部長(星子恭士君) 高木につきましては約1,900本ほど、中低木は約8,700m2で管理しております。
 以上です。

69:◯議長(毛受明宏議員) いとうひろし議員。

70:◯8番(いとうひろし議員) その街路樹のいろんな樹種があるということだけど、この辺の特徴というかその辺があれば教えてください。

71:◯議長(毛受明宏議員) 答弁願います。
 星子経済建設部長。

72:◯経済建設部長(星子恭士君) 市の街路樹の特徴といいますと、市の木にも指定されております市内に多く植えられておりますケヤキ、こちらのほうは、ほうき状の樹形を保つように透かし剪定をしております。前後駅付近から二村台に当たります桜ヶ丘沓掛線につきましては、けやき通りとも呼ばれております。
 以上です。

73:◯議長(毛受明宏議員) いとうひろし議員。

74:◯8番(いとうひろし議員) そういった街路樹に対する市民からのその相談内容もいろいろあると思うんですけれども、どんなような内容があるのか簡単に教えてください。

75:◯議長(毛受明宏議員) 答弁願います。
 星子経済建設部長。

76:◯経済建設部長(星子恭士君) 街路樹に関する苦情ですとか要望につきましては、枝葉による標識の視認性の阻害ですとか落ち葉の清掃、あと、根上がりによる歩道の凸凹についてなどがございます。
 以上です。

77:◯議長(毛受明宏議員) いとうひろし議員。

78:◯8番(いとうひろし議員) 大体想像したとおりでした。
 今、答弁あったその中で、街路樹の根上がりについては、具体的にどのようなこの対策をされてるんでしょうか。

79:◯議長(毛受明宏議員) 答弁願います。
 星子経済建設部長。

80:◯経済建設部長(星子恭士君) 街路樹での根っこの根上がりについては、植樹ますと歩道との段差が大きく5センチ以上というふうになれば舗装補修対象の箇所として舗装修繕などの対策を行っております。
 以上です。

81:◯議長(毛受明宏議員) いとうひろし議員。

82:◯8番(いとうひろし議員) ありがとうございます。
 あと、その相談内容で多かった剪定やイチョウ、ケヤキの木の落ち葉の対策、これはいろいろ相談があったということだったんだけど、その辺の対応を分かれば教えてください。

83:◯議長(毛受明宏議員) 答弁願います。
 星子経済建設部長。

84:◯経済建設部長(星子恭士君) 落ち葉の対策といたしましては、年2回、路面清掃車による清掃を行っております。
 以上です。

85:◯議長(毛受明宏議員) いとうひろし議員。

86:◯8番(いとうひろし議員) 市内全体のその街路樹の維持管理の費用は、どれぐらいかかっているのか、過去3年間ぐらい分かれば教えてください。

87:◯議長(毛受明宏議員) 答弁願います。
 星子経済建設部長。

88:◯経済建設部長(星子恭士君) 街路樹に関する維持管理費用につきましては、令和5年度は4,100万円ほど、令和4年度が3,900万円ほど、令和3年度は3,800万円ほどとなっております。
 以上です。

89:◯議長(毛受明宏議員) いとうひろし議員。

90:◯8番(いとうひろし議員) 街路樹に係るコストも、今、3年間分、お聞きしましたけど、だんだん費用が上がってきているということが分かりました。街路樹の維持管理のそのガイドライン、こんなようなものが必要と感じますけども、いかがでしょうか。

91:◯議長(毛受明宏議員) 答弁願います。
 星子経済建設部長。

92:◯経済建設部長(星子恭士君) 街路樹の管理につきましては、街路樹管理の基本的な考え方というものを作成いたしまして、維持管理を実施しております。高木の場合は建築限界確保であったり、ケヤキについては、先ほど申し上げました樹形を確保しながら、樹形内の枝葉が密にならないような透かし剪定を行うといった方針で管理しております。
 以上です。

93:◯議長(毛受明宏議員) いとうひろし議員。

94:◯8番(いとうひろし議員) ありがとうございます。
 市民とその街路樹の、何というんかな、その距離が、やっぱりもう少し短くなるといいなと思うんですね。だから、この街路樹の維持管理のこのガイドラインが必要だと先ほど申しましたけども、街路樹に特化した市民アンケート、こんなようなものを実施したことはあるんでしょうか。

95:◯議長(毛受明宏議員) 答弁願います。
 星子経済建設部長。

96:◯経済建設部長(星子恭士君) 街路樹に特化しました市民アンケートについては、実施しておりません。
 以上です。

97:◯議長(毛受明宏議員) いとうひろし議員。

98:◯8番(いとうひろし議員) 先ほど、壇上でも申しましたが、今、台風が来て倒木の記事やなんかもありましたので、倒木の可能性のある木は、今、何本ぐらいなんでしょうか。

99:◯議長(毛受明宏議員) 答弁願います。
 星子経済建設部長。

100:◯経済建設部長(星子恭士君) 道路パトロールなどで枯れ木の状況を把握しておりまして、順次撤去をしております。現在のところ、倒木の可能性、危険性があるというところはありません。
 以上です。

101:◯議長(毛受明宏議員) いとうひろし議員。

102:◯8番(いとうひろし議員) ありがとうございます。
 植樹してから、先ほど、40年、50年たってるという話でしたけども、もう少しこの樹木が若い段階でのその管理の更新していけば、先ほどの予算、年々上がってきているって言いましたけども、そういうのがかなり抑制されるんじゃないかなと思いますけど、樹木の更新についての市の考えをお聞きします。

103:◯議長(毛受明宏議員) 答弁願います。
 星子経済建設部長。

104:◯経済建設部長(星子恭士君) 街路樹の植え替えなどの更新につきましては、町並みを考慮いたしまして路線単位で検討いたしまして、コスト面を含めて総合的に判断する必要がございます。当面は、現状の街路樹を守り育むために維持管理を継続していくというふうで考えております。
 以上です。

105:◯議長(毛受明宏議員) いとうひろし議員。

106:◯8番(いとうひろし議員) ありがとうございます。
 先ほどの答弁の中で、今度、緑の基本計画を、令和8年でしたっけ、そっから動かしてくっていう、計画してやってくということだったんですけども、この緑化に関するそのガイドラインのようなものを作成し、定期的な管理になっていくんでしょうか、お聞きします。

107:◯議長(毛受明宏議員) 答弁願います。
 星子経済建設部長。

108:◯経済建設部長(星子恭士君) 定期的な管理といたしまして、街路樹だけではなく、公園や緑地に関する長寿命化計画を作成いたしまして、計画的に実施してまいりたいと思っております。
 以上です。

109:◯議長(毛受明宏議員) いとうひろし議員。

110:◯8番(いとうひろし議員) ありがとうございます。
 街路樹は、これ、法律上、道路の附属物と位置づけられており、都市の景観を美化する目的で育成されているほかに、自然環境の保全や歩行する方に日陰を提供するなど、様々なこの目的の下で環境美化の向上に役立っていると思われます。
 一方で、市町村によって手入れ不足による環境の悪化や過剰な植え込みへの税金の出費などを指摘されることもあり、街路樹は常に適正に管理運用されていくことが求められております。
 市内の多くの街路樹は、老木化、成長による通行障害を生じさせているほか、伐採により良好な環境が維持困難になっているケースもあります。大きくなり過ぎた街路樹は、根元が根上がり、歩行の障害になったり、グレーチングに落ち葉がたまったり、排水の妨げになったりしています。道路標識が見えにくくなったりもしており、公園に植えられている樹木の管理と違い、街路樹は、植物として常に成長し続ける一面を持ちながら、道路の附属物として車が往来する苛酷な場所に置かれているため、市内の街路樹も適切な管理と更新が不可欠であります。50年後も都市景観の美化、自然環境の保全、日陰の提供など、街路樹の目的を達成するための現段階から更新する木の直径や高さを決めたり、自然樹形を保つ桜やケヤキには、木が若い段階での管理や更新について市の考えをお聞きいたしました。
 市内では一番初期に植樹されたケヤキはもう50年を超え、桜も古い株だと60年を超えると伺いました。これからの更新についてもいろいろとお聞きしましたが、街路樹は成長し続ける樹木、生き物であります。今後、新植、新しく植えるね、新植される若い木も、50年後、100年後のどこかのタイミングで若い樹木への更新が必要な時期が訪れます。今後、まとまった予算が土木のほうに、その予算がどかんと来るはず、予定は当分ありません。だから……。
               (発言する者あり)

111:◯8番(いとうひろし議員) はい。と思います。
 定期的に、市全体でこの街路樹の心地よさを享受しながら、まちのシンボル的な存在として末永く愛してもらうために、街路樹の植栽、管理に関するガイドラインの策定が必要と感じます。これから50年先の街路樹の在り方を決めるとしても重要なことだと感じております。
 街路樹は、車道側の空間を広くしたり、並木として樹木を同じ大きさにしたりするなど、公園の樹木と異なり、特別な管理が必要になります。少し細かくなりますけども、数年後に剪定すべき枝の選定なども含め、大きくなり過ぎた街路樹の更新や木が若い段階での管理方法につきましても、ぜひ方向性をお示しいただきたいと思います。
 将来の樹形を共有しながら、若いときから計画的に剪定を行えば、後々の無理な剪定が減り、弱った樹木を更新する回数も減らせます。なるべく大きさを抑えながらも、樹木が健康で長く生きてもらうための根や枝の管理などもガイドラインを策定し共有していただければと思います。大きくなってから樹形の変更が難しい桜などを含め、この機会に、50年後、100年後を見据えた公園や学校の樹木とは違うガイドラインの策定をどうぞよろしくお願いします。
 また、先ほど、街路樹の目的の中に景観の保全ということもありましたけども、よく走ってみますと、街路樹が、倒れかけた木とかもう死んでしまった木などは根本から切ってあるのもよく目にします。それはやっぱり景観がいいとは申しにくいので、できればそこの植樹ますには背の低いガザニアでしたっけ、そういう花を植えるのも、1つ景観をよくするためにはいいんじゃないかなと考えておりますので、ぜひその辺は御検討ください。
 そういったことをいろいろ思いますので、以前も一般質問で行いましたが、公園愛護会の重要性も一般質問でね、この間やりましたけども、街路樹愛護会も必要かなと思い始めておりました。今後、その辺も検討していきたいと思います。
 以上で私の一般質問を終わります。ありがとうございます。

112:◯議長(毛受明宏議員) これにて8番 いとうひろし議員の一般質問を終わります。